方針を確立したら、任意のファイルの主要部分を使用できるかどうかを判断するために、使用可能な構成ファイルを検討します。最悪の条件下でも、収集できる役に立つ情報がかなりあります。
次の段階は、ルールセット 3 を構築し、個々のメールプログラムに対してルールセットを指定することです。ルールセット 3 の構築はこの作業で最も難しい部分です。以下に、いくつかのガイドラインを示します。
ユーザーの行うことのすべてがメッセージに反映されるので、このルールセットで名前に対し多くのことをやりすぎないように留意してください。
このルールセットではローカルドメインを削除しないでください。削除すると、まったくドメイン指定のない名前を残すことになります。sendmail はドメインのない名前に送信ドメインを追加しますが、それは名前のセマンティクスを変更してしまいます。
このルールセットでは完全指定ドメインを与えないでください。技術的には正しくても、完全に指定したドメイン名はメッセージ内容に反映され、不必要に長い名前になる可能性があります。SunOS 構成ファイルではルールセット 9 を定義して、ドメイン名を指定しローカルドメインを削除します。ルールセット 9 はルールセット 0 から呼び出され、すべての名前をよりクリーンな形式にします。
ルールセット 3 を終了すると、他のルールセットは比較的単純になるはずです。ヒントが必要ならば、構成ファイルを検討してください。