メールシステムの管理

書き直しルールのテスト - btフラグ

構成ファイルを構築する際、sendmail のテストモードを使って一定量のテストを行うことができます。たとえば、sendmail を次のように起動できます。


% sendmail -bt -Ctest.cf

これにより、構成ファイル test.cf を読み込み、テストモードに入ります。以下に例を示します。


ADDRESS TEST MODE 
Enter <ruleset> <name> 
>

このモードでは、次のように行を入力します。


ADDRESS TEST MODE 
Enter <ruleset> <name> 
> rwset  name

ただし、rwset は使用したい書き直しセットで、name はそのセットを適用する名前です。テストモードでは、進行に従ってそのステップを示し、最後の名前を表示します。ルールを順次適用していくように、rwset をカンマで区切ったリストを使用できます。以下に例を示します。


ADDRESS TEST MODE 
Enter <ruleset> <name> 
> 3,1,21,4 jupiter:smith

最初に、ルールセット 3 を入力 monet:bollard に適用します。次にルールセット 1 がルールセット 3 の出力に適用され、同様にルールセット 21 および 24 に続きます。

さらに詳細を必要とする場合は、d21 フラグを使用し、より詳細なデバッグをすることもできます。以下に例を示します。


% sendmail -bt -d21.99

これで情報が多くなります。1 つの単語の名前を使用すると、数ページ分の情報が出力されます。