Solaris 2.6 には、NFS プロトコルの拡張機能を使用することによってインターネット上のファイルシステムにファイアウォール経由でアクセスできるようにする機能もあります。この WebNFSTM プロトコルを使ってインターネットにアクセスする利点の 1 つは、非常に信頼性の高い NFS バージョン 3 とバージョン 2 プロトコルの拡張機能としてサービスが構築されるということです。今後、この新しいファイルシステムのアクセスプロトコルを使ったアプリケーションがいくつも作成されるはずです。また NFS サーバでは、負荷が大きい状態のときに HTTP (HyperText Transfer Protocol) から Web サーバへのアクセスよりも高いスループットを確保できます。そのため、ファイルを取得するための時間が短縮されます。さらに、WebNFS ではそうしたファイルを共有しても匿名 ftp サイトを管理するオーバーヘッドが生じません。