データ表現とは、プロセス間でパラメタと結果が渡されるときに使用されるフォーマットのことです。さまざまなシステムアーキテクチャ上で RPCが機能するためには、標準データ形式が必要です。TI-RPC では、標準データ形式として外部データ表現 (XDR: external Data Representation) を使用します。XDR はマシンに依存しないデータ形式と符号化のためのプロトコルです。TI-RPC では、XDR を使用することによって、各ホストのバイト順序や構造体の配置方法にわずらわされることなく、任意のデータ構造を扱うことができます。XDR の詳細については、付録 C 「XDR プロトコル仕様」および 付録 A 「XDR テクニカルノート」を参照してください。