バイナリ互換パッケージは開発環境としては提供されていませんが、将来のリリースとのバイナリ互換性を改善できる適切なプログラミングが必要です。
バイナリ互換パッケージは、部分的に静的にリンクされているかあるいは動的にリンクされているハイブリッドと同じく、動的または静的にリンクされたアプリケーションと互換性があります。
バイナリ互換パッケージは、「お行儀の良い」ユーザアプリケーションで使用することができます。「お行儀の良い」アプリケーションとは、次の条件を満たすアプリケーションを指します。
直接カーネルにトラップしない
どのシステムファイルにも直接書き込まない
/dev/kmem、 /dev/mem または libkvm を使用しない
公表されていない SunOS インタフェースを使用しない
カスタマ供給のドライバに依存しない
上記の条件を満たしていないと、アプリケーションは予想できない結果を生じることがあります。
バイナリ互換パッケージの使用方法に関する情報は、『バイナリ互換性ガイド』に説明があります。