Solaris 2.x への移行

/usr ディレクトリ

SunOS 5.6 の /usr ディレクトリには、システムが提供する共有可能ファイルおよび実行可能ファイルが格納されます。 表 9-10 では、SunOS 5.6 の /usr ディレクトリに対して、 追加されたサブディレクトリについて説明します。

表 9-10 /usr ディレクトリへの追加

サブディレクトリ 

説明 

/usr/ccs

C コンパイルシステム 

/usr/snadm

admintool により使用される実行可能ファイルおよび他のファイル

表 9-11 では、SunOS 5.6 において SunOS 4.x の /usr ディレクトリから移されたファイルを示します。

表 9-11 /usr ディレクトリにおいて変更されたファイル

SunOS 4.x における位置 

SunOS 5.6 における位置 

/usr/5bin

/usr/bin

/usr/5include

/usr/include

/usr/5lib

/usr/lib

/usr/etc

/usr/sbin

/usr/old

内容を削除 

/usr/xpg2bin

/usr/bin

/usr/xpg2lib

/usr/lib

/usr/xpg2include

/usr/include

付録 E 「//usr ファイルシステムの変更」 には、各ファイルシステムに含まれるディレクトリとファイルの詳細情報を説明する表があります。