SunOS 5.6 の passwd コマンドは暗号化したパスワードを別のファイル /etc/shadow に格納し、シャドーファイルへの root のアクセスのみを許可します。これにより、以前の /etc/passwd ファイルにあったような暗号化されたパスワードへのアクセスを防止します。
また、/etc/shadow ファイルは個々のユーザログインアカウントのパスワード有効期限の設定を強制的に行うエントリを含んでいます。passwd ファイルと shadow ファイルへのエントリを変更するメカニズムについては、『Solaris のシステム管理』に説明があります。