pfinstall を使用すると、次の内容についてプロファイルをテストできます。
pfinstall を実行しているシステムのディスク構成
他のディスク構成。ディスクの構造 (たとえば、ディスクのバイト/セクター、フラグ、スライスなど) を表す「ディスク構成ファイル」を使用します。詳細は、「SPARC: ディスク構成ファイルの作成」を参照してください。アップグレードプロファイルをテストするには、ディスク構成ファイルは使用できません。システムのディスク構成と現在インストールされているソフトウェアに対してプロファイルをテストする必要があるため、アップグレードしようとするシステムに対して、プロファイルをテストしなければなりません。
Solaris の特定のリリースのプロファイルを正確にテストするには、同じ Solaris リリース環境内でプロファイルをテストしなければなりません。たとえば、Solaris 2.6 のプロファイルをテストする場合は、Solaris 2.6 が動作しているシステムで pfinstall コマンドを実行しなければなりません。
したがって、Solaris 2.6 が動作しているシステムでは、Solaris 2.6 初期インストールプロファイルをテストできます。しかし、Solaris の以前のリリースが動作しているシステムで Solaris 2.6 アップグレードプロファイルをテストする場合、つまり Solaris 2.6 をインストールしていないシステムで Solaris 2.6 初期インストールプロファイルをテストする場合は、Solaris 2.6 CD イメージからシステムをブートして、一時的に Solaris 2.6 インストール環境を作成しなければなりません。こうすれば、Solaris 2.6 インストール環境で pfinstall を実行して、作成しておいたプロファイルをテストできます。
一時的に Solaris 2.6 インストール環境を作成するということは、(インストールしているかのように) Solaris 2.6 CD イメージからシステムをブートし、システムを識別する質問に答えて、Solaris 対話式インストールプログラムを選択して、その最初の画面で終了してからシェルから pfinstall コマンドを実行することを意味します。