Solaris のインストール (上級編)

アップグレードのためにディスク領域を割り当てし直す

  # profile keywords		profile values	
  # ----------------	-------------------
1 install_type				upgrade

2 root_device				c0t3d0s2

3 backup_media         remote_filesystem timber:/export/scratch
4 layout_constraint    c0t3d0s2 changeable 100
  layout_constraint    c0t3d0s4 changeable
  layout_constraint    c0t3d0s5 movable

5 package				   SUNWbcp delete
6 package				   SUNWolman add
  package					SUNWxwman add
  cluster					SUNWCumux add

7 locale						de

1. このプロファイルは、ディスク領域を割り当てし直すことによってシステムをアップグレードします。この例では、システム上のファイルシステムの一部はアップグレード用に十分な空き領域を持っていないため、割り当てし直す必要があります。

2. c0t3d0s2 上のルートファイルシステムをアップグレードします。

3. ディスク領域を割り当てし直すときに、データをバックアップするのに timber という名前のリモートシステムを使用します。

4. アップグレード時にディスク領域を割り当てし直す際に、layout_constraint キーワードは自動配置により、スライス 2 と 5 を変更できる (スライスを他の位置に移動し、サイズを変更できる) ことを指定し、スライス 5 を移動できる (スライスを他の位置に移動するが、サイズは変更しない) ことを指定します。

5. バイナリ互換パッケージ (SUNWbcp) はアップグレード後、システムにインストールされません。

6. このコードは、OPEN LOOK と X Windows System のマニュアルページ、および汎用マルチプレクサソフトウェアについて、システムにインストールされていなければインストールするように選択します (すでにシステム上にあるパッケージは、すべて自動的にアップグレードされます)。

7. ドイツ語用ローカリゼーションパッケージをシステムにインストールすることを選択します。