Solaris Web Start は、ソフトウェアのインストールに Web ブラウザを利用する、Sun の「仮想アシスタント」です。
Solaris Web Start を使用して、マシンに必要な Solaris ソフトウェアグループ、Solstice ユーティリティ、その他の同梱ソフトウェアを簡単に選択し、インストールすることができます。
Solaris Web Start では、個々のニーズに合わせた組み合わせのソフトウェアを正確に選択してインストールすることも、単に「デフォルトインストール」ボタンをクリックして、ただちにデフォルトの組み合わせのソフトウェアをインストールすることもできます。
Solaris Web Start では、マシンにインストールするソフトウェアを選択することができます。Solaris Web Start は、このソフトウェアの選択内容 (またはデフォルトの選択内容) を反映したプロファイルを作成します。
Solaris Web Start は、Solaris JumpStart ユーティリティを使用して自動的にプロファイルを読み取るため、最小限の操作で Solaris と他の選択されたソフトウェア製品をインストールすることができます。
Solaris Web Start は、移植性のある Web ブラウザ環境で動作します。このことは、サーバーに接続された任意のデスクトッププラットフォーム上で Web ブラウザを使用して、Solaris Web Start を実行できることを意味します。
設定するマシンにフレームバッファ、キーボード、モニターが接続されている場合は、そのマシンから直接 Solaris Web Start を実行することができます。
Solaris Web Start を使用する方法は 2 通りあります。
ローカルモード
設定するマシンから実行した場合、Solaris Web Start はプロファイルをディスクに書き込み、「すぐにインストールする」が選択されたときにそのプロファイル情報を使用します。このモードを使用するには、設定するコンピュータシステムに CD-ROM ドライブとフレームバッファー、キーボード、モニターが必要です。
クライアントサーバーモード
このモードでも、Solaris Web Start は設定するマシンで動作しますが、デスクトップ Web ブラウザ上で Solaris Web Start 内の Java アプレットと対話することになります。クライアントサーバーモードは、ビットマップグラフィックス用のフレームバッファーを内蔵していない、いわゆる「ヘッドレスサーバー」にソフトウェアをインストールするとき便利です。