SunSoft 印刷クライアントソフトウェアは、以前、Solaris Migration CD と Solstice AdminSuite 2.x の一部として別にリリースされていました。Solaris 2.6 には、この製品が含まれています。
SunSoft 印刷クライアントソフトウェアの特徴は、次のとおりです。
全体で 183 K バイトと従来よりかなり小さいサイズになっている
RFC-1179 の記述に従って、BSD プロトコルとの相互運用が可能。これには、SunOS 4.x、Solaris 2.x、HP-UX を始めとするオペレーティング環境が含まれる
SunSoft 印刷クライアントソフトウェアは、NIS マップ、NIS+、または 1 つのファイルを使って、Solaris 2.6 でクライアントを中央で集中的に管理できます。
クライアントシステム上にあった /etc/lp ディレクトリ構造は、次のどれかの場所に構成情報データベースとして格納される
クライアントデータベース以外のプリンタ (server:printer)
ユーザーファイル ($HOME/.printers)
システムファイル (/etc/printers.conf)
NIS マップ (printers.conf.byname)
NIS+ FNS コンテキスト
クライアントソフトウェアは従来より簡素化され、クライアントのオーバーヘッドが削減されて、印刷状態に関する要求にすばやく正確に応答できる
printers.conf ファイルは、標準の NIS マップまたは NIS+ テーブルと同様に管理される
printers.conf ファイルの作成には、lpset(1M) コマンドを使用します。
印刷クライアントソフトウェアパッケージは、SUNWpcr と SUNWpcu です。