Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

/proc ファイルシステムとウォッチポイント

従来の /proc ファイルシステムがディレクトリ階層構造に再構築されて、状態情報や制御用の関数を格納するサブディレクトリを含むようになりました。また、ウォッチポイント機能を提供して、プロセスのアドレス空間にあるデータにアクセスしたりデータを変更したりすることを監視できるようにしています。この新しい /proc ファイル構造は、従来の /proc インタフェースとバイナリレベルで完全に互換です。

新しい /proc ウォッチポイント機能が使えるように、adb(1) コマンドが変更されました。adb コマンドは、新たにデータのブレイクポイントを提供します。データのブレイクポイントを挿入すると、対象となるプロセスは指定の変数にアクセスしたところで停止します。

詳細については、adb(1) のマニュアルページを参照してください。