ユーザーの多くが、メモリー上にバッファリングすることなく、直接ディスクにデータを書き込みたいと考えています。Solaris 2.6 では、ディスクへの直接入出力によってこれを実現しました。バルク入出力操作では、サイズの大きなバッファーを使って物理メモリーより大きなファイルを転送します。バルク入出力操作の例として、人工衛星から大量のデータをファイルにダウンロードする場合があります。
直接入出力されるデータはプロセスのアドレス空間に読み書きされるので、オペレーティングシステムのページキャッシング機構にオーバーヘッドがかかりません。
詳細については、directio(3C) のマニュアルページを参照してください。