選択可能文字セットの terminfo 名が正しい場合は、この手順を実行する必要はありません。terminfo データベースの使用方法については、「サポートされていないプリンタの terminfo エントリを追加する」を参照してください。
印刷サーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインします。
tput コマンドを使用して、指定したプリンタタイプの選択可能文字セット名を表示します。
# tput -T printer-type csn
-T printer-type |
terminfo データベースに入っているプリンタタイプ。terminfo データベースのエントリについては、「プリンタタイプ」を参照 |
n |
指定したプリンタタイプの選択可能文字セットを表す番号 (0、1、2、3、4、5 など)。プロンプト記号に続いて選択可能文字セット名が表示される。たとえば、cs1 と指定すると、english# と表示される |
選択可能文字セットの別名を設定します。
# lpadmin -p printer-name -S select-charset1=alias1[,select-charset2=alias2...]
-p printer-name |
選択可能文字セットの別名を設定するプリンタ名 |
-S select-charset |
別名を設定する選択可能文字セット名。この名前は、手順 2 で検索できる |
alias |
指定した選択可能文字セットの別名。選択可能文字セット名の他に、この別名を使用できる。 このコマンドで複数の別名を設定できる。別名を区切るには空白またはカンマを使用する。空白を使用する場合は、別名のリストを引用符で囲む |
別名は、印刷サーバーの /etc/lp/printers/printer-name/configuration ファイルに追加されます。
印刷サーバーの印刷クライアントであるシステムにスーパーユーザーまたは lp としてログインします。
選択可能文字セットの別名を設定します。
# lpadmin -p printer-name -S select-charset1=alias1[,select-charset2=alias2...]
このコマンドの変数は、手順 3 と同じです。
別名は印刷クライアントの /etc/lp/printers/printer-name/configuration ファイルに追加されます。
印刷サーバーと印刷クライアント上で、次のコマンドの出力の中に選択可能文字セットの別名のリストがあることを確認します。
$ lpstat -p printer-name -l
または、選択可能文字セットに別名を使用する印刷要求を出して、出力をチェックします。
次の例は、選択可能文字セット名を表示し、ln03 プリンタタイプのプリンタ luna 上の usascii 選択可能文字セットの別名として text を指定するコマンドを示しています。
# tput -T ln03 cs0 usascii# tput -T ln03 cs1 english# tput -T ln03 csn2 finnish# tput -T ln03 csn3 japanese# tput -T ln03 cs4 norwegian# # lpadmin -p luna -S usascii=text