Solaris のシステム管理

アクセス制御リスト (ACL)

SunOS オペレーティングシステム内の従来の UNIX ファイル保護機能では不十分な場合は、ACL によりファイルアクセス権の制御が強化されます。従来の UNIX ファイル保護機能は、所有者、グループ、その他という 3 つのユーザークラスに読み取り権、書き込み権、実行権を提供します。ACL を使用すると、所有者、所有者のグループ、その他、特定のユーザーとグループのファイルアクセス権を定義し、カテゴリごとにデフォルトのアクセス権を定義できるので、ファイルのセキュリティが高まります。

ファイルに対して ACL を設定する方法については、第 51 章「ファイルのセキュリティの適用手順」を参照してください。