スーパーユーザーアカウントは、基本的な機能を実行するためにオペレーティングシステムに使用され、オペレーティングシステム全体を広範囲に制御します。また、スーパーユーザーアカウントは重要なシステムプログラムにアクセスして実行できます。このため、スーパーユーザーによって実行されるプログラムの場合、セキュリティ上の制約はほとんどありません。
/etc/default/login ファイルを通じて特定の装置へのスーパーユーザーアクセスを制限すると、システム上のスーパーユーザーアカウントを保護できます。たとえば、スーパーユーザーアクセスをコンソールに限定しておけば、コンソールからしかスーパーユーザーとしてシステムにログインできなくなります。誰かがシステムにリモートログインして管理作業を実行する場合は、まず自分のユーザーログインを使用してログインしてから、su コマンドを使用してスーパーユーザーにならなければなりません。詳細は、「スーパーユーザー (root) ログインをコンソールに制限する方法」を参照してください。
システムをインストールするときには、コンソールへのスーパーユーザーログインはデフォルトで制限されます。