次のように、自分のジョブを実行したい時刻を指定して at コマンドを入力し、Return キーを押します。
$ at [-m] time [date]
-m |
ジョブ終了後にメールを送る。 |
time |
ジョブをスケジュールしたい時刻の時単位の値。24 時間制を使用しない場合は、am または pm を追加する。midnight、noon、now はキーワードとして使用可能。分単位の値の指定は省略可能。 |
date |
月または曜日の名前の最初の 3 英字以上、またはキーワード today または tomorrow。 |
at プロンプトに、実行したいコマンドまたはスクリプトを 1 行に 1 つずつ入力します。各行の終わりで Return キーを押すことにより、複数のコマンドを入力できます。
at ユーティリティを終了し、Control-d を押して at ジョブを保存します。
作成できた at ジョブは待ち行列番号を割り当てられ、それがそのファイル名にもなります。この番号は at ユーティリティの終了時に表示されます。
次の例は、ユーザー jones が彼女のバックアップファイルを 7:30 pm に削除するように作成した at ジョブを示しています。彼女は、ジョブが終了した後にメールメッセージを受け取れるように、-m オプションを使用しています。
$ at -m 1930 at> rm /home/jones/*.backup at> Press Control-d job 852777000.a at Wed Jan 8 19:30:00 1997
jones は次のメールメッセージを受け取りました。このメッセージは at ジョブが終了したことを確認しています。
Your "at" job "rm /home/jones/*.backup" completed.
次の例は、jones が大きな at ジョブをどのように土曜日の朝 4:00 にスケジュールしているかを示します。その出力は、big.file に送られます。
$ at 4 am Saturday at> sort -r /usr/dict/words > /export/home/jones/big.file