Solaris のシステム管理

crontab ファイルを表示する方法

  1. (省略可能) root または他のユーザーの crontab ファイルを表示する場合は、スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、crontab ファイルを表示します。

    $ crontab -l [username]

    username

    他のユーザーのアカウント名。作成したり編集するにはスーパーユーザー特権が必要。 


    注意 - 注意 -

    誤ってオプションを指定しないで crontab コマンドを入力した場合は、使用しているエディタの割り込み文字キーを押してください。これで、変更結果を保存せずに crontab コマンドを終了できます。この時点でファイルを終了して変更結果を保存すると、既存の crontab ファイルが空のファイルで上書きされてしまいます。


例 - crontab ファイルを表示する

次の例で、どのように crontab -l を使用してデフォルトユーザー、デフォルト root、他のユーザーの crontab ファイルを表示するかを示します。

$ crontab -l
13 13 * * * chmod g+w /usr/documents/*.book > /dev/null 2>&1
$ su
Password:
# crontab -l
#ident "@(#)root    1.12    94/03/24 SMI"    /* SVr4.0 1.1.3.1
   */
#
# The root crontab should be used to perform accounting data
# collection.
#
# The rtc command is run to adjust the real time clock if and when
# daylight savings time changes.
#
0 2 * * 0,4 /etc/cron.d/logchecker
5 4 * * 6   /usr/lib/newsyslog
15 3 * * * /usr/lib/fs/nfs/nfsfind
1 2 * * * [ -x /usr/sbin/rtc ] && /usr/sbin/rtc -c > /dev/null 2>&1
20 * * * * [ -x /usr/lib/inet/ntpdate ] && /usr/lib/inet/ntpdate
-m 224.0.1.1 >/dev/null 2>&1
# crontab -l jones
13 13 * * * cp /home/jones/work_files /usr/backup/. > /dev/null
2>&1