TCP/IP とデータ通信

インタフェースの状態の検査

PPP を起動した後は、PPP インタフェース名だけを引数として指定した ifconfig を使用して、回線の現在の状態が監視できます。例 10-1 に示すのは、実行中の PPP リンクについての ifconfig のサンプル出力です。


例 10-1 ポイントツーポイントリンクに関する ifconfig の出力

nomadb# ifconfig ipdptp0

ipdptp0: flags=28d1<UP,POINTOPOINT,RUNNING,NOARP,MULTICAST,UNNUMBERED> mtu 1500
        inet 129.144.111.26 --> 129.144.116.157 netmask ffff0000
        ether 0:0:0:0:0:0

標準と動的のどちらのポイントツーポイントリンクの場合も、コード例 10-2 に示すような出力が得られます。


例 10-2 マルチポイントリンクに関する ifconfig の出力

nubian# ifconfig ipd0

ipd0: flags=c1<UP,RUNNING,NOARP> mtu 1500
        inet 129.144.201.191 netmask ffffff00
        ether 0:0:0:0:0:0

ifconfigUPRUNNING が表示されない場合は、PPP を正しく構成していないことになります。ifconfig の詳細は、ifconfig コマンド」と、ifconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。