TCP/IP とデータ通信

クライアントが DHCP/BOOTP サーバとの接続に失敗する場合

新規クライアントをインストールまたは追加したが、そのマシンがサーバへの接続に失敗してエラーメッセージが表示される場合は、マシンのケーブルとアダプタを検査します。アダプタに診断プログラムがある場合は、そのプログラムを実行して、考えられる問題を特定します。

PCNFSpro ディレクトリ内の構成アプリケーションを開始します。「Services」(サービス) を選択し、「Start Network Event Log」(ネットワークイベントログの開始) を有効にします。アイコンから直接ネットワークイベントログを開始することもできます。ネットワークイベントログの開始後、「Display」(表示) を選択し、次に「Configure」(構成) を選択します。最下位の「Debug」(デバッグ) まで、すべての優先レベルを選択します。「保存」を選択して構成を保存します。以下に類似するイベントログのエントリは、マシンが構成を求める要求を伝送済みであることを示しています。

DHCP: Attempting to configure interface using DHCP

サーバの応答が後続します。

次に、サーバ上で in.dhcpd デーモンを終了し、in.dhcp -d と入力してサーバを診断モードで動作させます。

出力を受け取った後で、マシンのサブネット上に DHCP サーバまたは中継エージェントが存在するかどうかを検査します。クライアントのブート時に、マシンと同じサブネット上にある任意のサーバで、以下を実行します。

snoop udp port 67 or udp port 68

システムが応答するかどうかを確認します。Windows クライアントの snoop の出力は、以下のようになります。

OLD-BROADCAST -> BROADCAST UDP D=67 S=68 LEN=311

glrr -> BROADCAST UDP D=68 S=67 LEN=490

Windows クライアントの場合は、クライアント名は表示されません。DHCP の稼働は BROADCAST によって表されます。