TCP/IP とデータ通信

マルチポイントダイヤルインサーバ

図 7-4 では、地理的に離れた場所にある 3 台のコンピュータが、ネットワーク上のエンドポイントマシンへのポイントツーポイントリンクを介して、互いに通信します。しかし、ネットワークエンドポイントマシンは、マルチポイントリンクを介して可搬コンピュータと通信できるので、このマシンはマルチポイントダイヤルインサーバとみなすことができます (「動的ポイントツーポイントリンクを持つダイヤルインサーバ」で説明したように、動的ポイントツーポイント接続を持つダイヤルインサーバも設定できます)。

ダイヤルインサーバは、マルチポイント PPP リンクの反対側にあるすべてのマシンと通信できます。図 7-4 の各マシンはマルチポイントダイヤルインサーバとは直接通信できますが、互いに直接通信することはできません。各マシンは、ダイヤルインサーバを介して、互いに情報を受け渡しする必要があります。