TCP/IP とデータ通信

ネットワーククライアントであるマシン

ネットワーク構成サーバから自己の構成情報を入手するホストの状態を、ネットワーククライアントモードで「稼動中」であると言います。ネットワーククライアントとして構成したマシンでは、TCP/IP 構成ファイルのローカルコピーは不要です。

ネットワーククライアントモードを使用すると、大規模ネットワークの管理が大幅に簡素化されます。個々のホストで行う構成作業が最小限の量で済み、ネットワーク上のすべてのマシンが確実に同じ構成標準に従ったものとなります。

完全なスタンドアロンシステムからディスクレスマシンやデータレスマシンに至るまで、すべての種類のコンピュータについて、ネットワーククライアントマシンを構成できます。ルータとサーバもネットワーククライアントモードで構成できますが、これらのマシンではローカルファイルモードの方がよい選択です。ルータとサーバは、できる限り自給自足型にしておかねばなりません。

ディスクレスブート

システムをディスクレスブートに設定する方法は、 『Solaris のシステム管理』 で説明してあります。