TCP/IP とデータ通信

UUCP ファイルの構成設定

UUCP データベースは、「UUCP データベースファイルの紹介」に示したファイルから構成されます。しかし、基本的な UUCP 構成に関係する重要なファイルは次に示すものだけです。

PPP は UUCP データベースの一部を使用するので、PPP を構成する予定がある場合は、少なくともこれらのデータベースファイルだけは理解しておく必要があります。これらのデータベースを構成してしまえば、その後の UUCP の管理はきわめて簡単です。一般に、Systems ファイルを最初に編集し、次に Devices ファイルを編集します。/etc/uucp/Dialers ファイルは、普通はデフォルトのままで使用できますが、デフォルトファイルに含まれていないダイヤラを追加する予定がある場合は編集が必要になります。基本的な UUCP 構成と PPP 構成には、さらに次のファイルを加えることもできます。

これらのファイルは互いに関係しながら機能するので、1 つでも変更する場合は、全部のファイルの内容を理解しておくことが必要です。あるファイルのエントリに変更を加えた場合に、別のファイル内の関連エントリに対しても変更が必要になることがあります。「UUCP データベースファイルの紹介」に挙げたその他のファイルは、上記のファイルほど緊密な相互関係を持っていません。


注 -

PPP が使用するファイルはこの節で説明するものだけであり、他の UUCP データベースファイルは使用しません。


この章の以下の部分では、UUCP データベースについて詳しく説明します。