UUCP のユーザプログラムは /usr/bin に入っています。これらのプログラムを使用するのに、特別な権限は必要ありません。
cu - このマシンをリモートコンピュータに接続して、ユーザが両方のマシンに同時にログインできるようにします。cu を使用すれば、接続したリンクを切断することなく、どちらのマシンでもファイルを転送したり、コマンドを実行したりできます (詳細は、cu(1C) のマニュアルページを参照してください)。
uucp - あるマシンから別のマシンへファイルをコピーします。uucp は作業ファイルとデータファイルを作成し、転送するジョブをキューに入れ、uucico デーモンを呼び出します。このデーモンは、リモートコンピュータへの接続を試みます (詳細は、uucp(1C) のマニュアルページを参照してください)。
uuto - ローカルマシンから、リモートマシン上の公共スプールディレクトリ /var/spool/uucppublic/receive にファイルをコピーします。uucp が、リモートマシン上のアクセス可能な任意のディレクトリにファイルをコピーするのに対し、uuto は、所定のスプールディレクトリにファイルを収め、リモートユーザに uupick を使ってそのファイルを取り出すよう指示します (詳細は、uuto(1C) のマニュアルページを参照してください)。
uupick - uuto を用いてコンピュータにファイルが転送されてきたときに、/var/spool/uucppublic/receive からファイルを取得します (詳細は、uuto(1C) のマニュアルページを参照してください)。
uux - リモートマシン上でコマンドを実行するために必要な作業ファイル、データファイル、実行ファイルを作成します (詳細は、uux(1C) のマニュアルページを参照してください)。
uustat - 要求された転送 (uucp、uuto、uux) の状態を表示します。これはまた、キューに入っている転送を制御する手段も提供します (詳細は、uustat(1C) のマニュアルページを参照してください)。