FNS を認識するアプリケーションでは、名前空を FNS ポリシーに従って構成できます。また、FNS 名前空で名前を割り当てるアプリケーションは、これらのポリシーに従う必要があります。
アプリケーションは、FNS を次の 3 つの方法で使用します。
「アプリケーションは、FNS インタフェースとポリシーを使用すればクライアントとなる。」
ファイルシステム、印刷サービス、デスクトップツール (カレンダマネージャ、ファイルマネージャ) などのアプリケーションレベルのユーティリティは、FNS インタフェースを直接使用するクライアントの一例である
「アプリケーションは、既存のインタフェースにより FNS を使用できる。」
FNS の大部分は、既存のアプリケーションプログラミングインタフェースにより使用される。たとえば、後で UNIX open() 関数に与えられるファイル名を獲得する UNIX アプリケーションを例にとる。この場合、FNS サポートを使用してファイル名を解決すると、アプリケーションは、処理対象の文字列が従来のローカルパス名ではなく複合名であることを認識しなくてもすむ。したがって、アプリケーションの多くは、変更なしに合成名をサポートできる
「システムが FNS インタフェースをエクスポートできる。」
DNS や X.500 などのネーミングシステム、ファイルシステムや印刷サービスなどのサービスに組み込まれたネーミングシステムは、FNS インタフェースをエクスポートするネーミングシステムの例である