NIS+ テーブルを生成する作業は、この章で説明する NIS+ コマンドセットを使用する方法よりも、Part I で説明した NIS+ 設定スクリプトを使用した場合の方が簡単です。この章で説明する方法は、NIS+ に精通した管理者や、設定スクリプトでは提供されない標準以外の機能や構成を必要とする管理者だけが使用してください。さらに、Solstice AdminSuite ツールをお持ちの場合は、NIS+ テーブルに関連する作業が簡単になります。
NIS+ テーブルを生成するには次の 4 種類の方法があります。
ファイルから作成する。(「NIS+ テーブルをファイルから生成する方法」参照)
NIS マップから作成する。(「NIS+ テーブルを NIS マップから生成する方法」参照)
nispopulate スクリプトを使用して作成する。(「NIS+ テーブルの生成 (populate)」および 「新しいサブドメインのテーブルの生成」)
Solstice AdminSuite ツールを使用する
マップまたはファイルからテーブルを生成する場合、第 5 章「ルートドメインの設定」および第 8 章「非ルートドメインの構成」で説明する手順に従って、ルートまたはサブドメインの設定作業の中で、あらかじめテーブルを作成しておく必要があります。ドメインテーブルは、テーブルの作成後いつでも生成できますが、ドメインの設定が完了したらすぐに生成しておくことをお勧めします。テーブルを生成すると、クライアントに関する必要な情報がすでにドメインテーブル内に格納されることになるため、クライアントの追加が簡単にできます。