言語対応化を行う際に、その地域で使用される文字集合を文字コードとして表現できるようにすることは重要です。しかし、日本などアジア系の地域では使用される文字の数が多いために、すべての文字を表現するには、文字コードを格納するために複数バイト必要です。Solaris 2.5 までは、Extended UNIX Code (以降「EUC」と記述) と呼ばれるコード体系を採用してこの問題を解決しています。EUC では最大 4 種の文字集合を取り扱うことができ、そのうちの 3 種までは複数バイトの文字集合を割り当てることができます。
『JFP ユーザーズガイド』の第 2 章では、ja ロケールにおける日本語 EUC の定義および文字集合について紹介しています。