Service Registry 3.1 ユーザーズガイド (2006Q4)

第 2 章 レジストリの検索

レジストリを検索するには、メニュー領域の「検索」タブと「探索」タブを使用します。

「検索」タブの使用

「検索」タブをクリックします。「検索」フォームが開きます。このフォームには「定義済みクエリーを選択」コンボボックスがあります。選択したクエリーと 3 つのボタンの内容説明もあります。

フォームの残りのコンテンツは、選択するクエリーによって異なります。デフォルトのクエリーは、基本クエリーです。

次に、上記の構成要素の使用方法について説明します。

クエリーの選択

「定義済みクエリーを選択」コンボボックスには、表 2–1 に示す項目が表示されます。

表 2–1 定義済みクエリー

クエリー名 

検索の目的 

基本クエリー 

オブジェクト型、名前、説明、および分類で検索できる、デフォルトの汎用クエリー。 

基本クエリー - 大文字と小文字を区別 

大文字と小文字を区別する基本クエリー。 

すべての所有オブジェクトを検索 

クエリーを実行したユーザーが所有する (発行した) すべてのオブジェクトを検索します。ユーザーが多数のオブジェクトを所有している場合は、時間が長くかかることがあります。 

呼び出し元のユーザーを取得 

クエリーを実行したユーザーの User オブジェクトを検索します。

WSDL 検出クエリー 

Web Services Description Language (WSDL) ドキュメントを検出します 

WSDL バインディング検出クエリー 

WSDL バインディング定義として記述されている抽象サービスインタフェースのプロトコルバインディングを検出します 

WSDL ポート検出クエリー 

WSDL ポート定義として記述されているサービスインタフェースの実装を検出します 

WSDL ポートタイプ検出クエリー 

WSDL ポートタイプ定義として記述されている抽象サービスインタフェースを検出します 

WSDL サービス検出クエリー 

WSDL サービス定義として記述されている Web サービスを検出します 

デフォルトでは、基本クエリーが選択されています。基本クエリーと基本クエリー — 大文字と小文字を区別の検索フォームのコンポーネントは次のとおりです。

1 つの検索で、これらのいずれかの条件またはすべての条件を指定できます。基本クエリーの実行方法について次に説明します。

自分が発行したすべてのオブジェクトを検索する場合は、「すべての所有オブジェクトを検索」クエリーを使用します。クエリー結果には、 AuditableEvent オブジェクトを除くユーザー保有のすべてのオブジェクトが表示されます。これらを編集または削除することはできません。

登録時に作成したユーザーのデータを表示して変更する場合は、「呼び出し元のユーザーを取得」クエリーを使用します。

WSDL クエリーの使用については、「WSDL クエリーの実行」を参照してください。

オブジェクト型による検索

もっとも簡単な検索は、オブジェクト型のみを指定する検索です。

「オブジェクト型」コンボボックスでは、デフォルトでレジストリ内のすべてのオブジェクトを検索する「RegistryObject」が選択されています。検索範囲を絞り込むには、オブジェクト型を変更します。

ClassificationNode 選択には、ClassificationSchemes に含まれるConcept が表示されます。ClassificationNodeConcept の同義語です。

表 2–2 に、レジストリで使用可能なオブジェクト型を示します。

表 2–2 Service Registry のオブジェクト型

オブジェクト型 

説明 

AdhocQuery

クエリー構文に表示される Ad hoc クエリーを示します。AdhocQuery オブジェクトを使用してレジストリオブジェクトを検出します。AdhocQuery オブジェクトの目的は、リレーショナルデータベースのストアドプロシージャーと似ています。たとえば、検索パネル内の定義済みクエリーはすべて AdhocQuery オブジェクトです。

Association

2 つのオブジェクト間の関係を定義します。 

AuditableEvent

オブジェクトへの変更レコードを提供します。AuditableEvent オブジェクトのコレクションはオブジェクトの監査証跡を構成しています。

Classification

ClassificationScheme を使用してオブジェクトを分類します。

ClassificationNode

内部 ClassificationScheme のほかの要素と構造関係を持つ分類要素を表します。Concept とも呼ばれます。

ClassificationScheme

オブジェクトを分類する分類法を表します。内部 ClassificationScheme では、すべての分類要素はレジストリで Concept インスタンスとして定義されます。外部 ClassificationScheme では、値はレジストリで Concept インスタンスとして定義されず、String 表現によって参照されます。

ExternalIdentifier

識別スキーマ内の String 値 (外部 ClassificationScheme) を使用して、オブジェクトについての追加情報を提供します。識別スキーマの例として、DUNS 番号や社会保障番号があります。

ExternalLink

レジストリ外にあるコンテンツの URI を提供します。 

ExtrinsicObject

送信されたコンテンツの型が、本質的にレジストリにとって既知ではないために、MIME タイプなどの追加属性によって記述する必要のある場合、この型を記述するメタデータを提供します。 

Federation

レジストリの関連グループを表します。 

Notification

Subscription と一致するイベントに関する、レジストリからの通知を表します。

Organization

組織についての情報を提供します。1 つの親組織、および 1 つまたは複数の子組織を持つことができます。主担当者として常に User オブジェクトがあり、Service オブジェクトを提供できます。

PersonUser

レジストリ内の個人および登録ユーザーについての情報を提供します。 User オブジェクトは Organization オブジェクトと関連します。

Registry

レジストリを表します。 

RegistryPackage

任意の数のレジストリオブジェクトの論理グループ化を表します。 

Service

サービスに関する情報を提供します。1 つまたは複数の ServiceBinding オブジェクトを含むことができます。

ServiceBinding

サービスへのアクセス方法に関する技術情報を表します。 

SpecificationLink

ServiceBinding 間のリンケージ、および ServiceBinding を使用してサービスを使用する方法を示す技術仕様を提供します。

Subscription

任意のタイプの AuditableEvent に関する User の興味を定義します。UserSubscription を作成して、任意のタイプのイベントの通知を受信します。

Procedureオブジェクト型で検索する

  1. 「オブジェクト型」コンボボックスからオブジェクト型を選択します。

  2. 「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。

    検索の結果、指定した型のオブジェクトがすべて返されます。名前、説明、状態、または分類を指定して、検索範囲を絞り込むことができます。

名前および説明による検索

オブジェクトは名前、説明、またはその両方で検索できます。

Procedure名前および説明で検索する

  1. 「名前」フィールドまたは「説明」フィールドに文字列を入力します。

    デフォルトでは、入力した文字列全体に一致する名前または説明が検索されます。ワイルドカードを使用すると、一定範囲のオブジェクトを検索できます。

    ワイルドカード文字は、パーセント (%) と下線 (_) です。

    パーセントワイルドカードは、次のように複数の文字に一致します。

    • %off% と入力すると、文字列 off を含む名前または説明 (Coffee など) が返されます。

    • nor% と入力すると、Nor または nor で始まる名前または説明 (Northnorthern など) が返されます。

    • %ica と入力すると、ica で終わる名前または説明 (America など) が返されます。

    下線ワイルドカードは、1 つの文字に一致します。たとえば、検索文字列を _us_ とすると、Aus1Bus3 などの名前を持つオブジェクトに一致します。

  2. 「検索」ボタンをクリックするか、改行キーを押します。

状態による検索

レジストリのオブジェクトには、以下のいずれかの状態を設定できます。

レジストリのオブジェクトのデフォルト状態は「送付」です。オブジェクトはレジストリ管理者またはオブジェクト所有者によって承認または非推奨にすることができます。ExtrinsicObject のリポジトリ項目が削除されている場合、状態は「撤回」になります。

Procedure状態で検索する

  1. 「状態」コンボボックスから「状態」を選択します。

  2. 「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。

    検索の結果、指定した状態のオブジェクトがすべて返されます。オブジェクト型、名前、説明、または分類を指定して、検索範囲を絞り込むことができます。

分類による検索

Classification オブジェクトは、Classification Scheme 内部の有効な値を定義する固有の Concept (ClassificationNodes) を使用してレジストリ内のオブジェクトを分類します。Classification Scheme は、子 Concept の世代を含むツリー構造の親です。表 2–3 に、レジストリ仕様によって提供される Classification Scheme を示します。これらは canonical classification schemes と呼ばれます。この表に示した用語の多くは、レジストリの仕様で定義されています。

表 2–3 標準的な Classification Scheme

Classification Scheme 名 

使用頻度 

説明または目的 

AssociationType

頻繁 

レジストリオブジェクト間の関連のタイプを定義します。Association インスタンスの associationType 属性の値として使用され、関連の性質を記述します。

ContentManagementService

まれ 

コンテンツ管理サービスのタイプを定義します。検証サービスやカタログサービスなどのコンテンツ管理サービスの設定で使用されます。 

DataType

頻繁 

オブジェクト属性のデータ型を定義します。Slot インスタンスの slotType 属性の値として使用され、Slot 値のデータ型を記述します。

DeletionScopeType

随時 

RemoveObjectsRequest プロトコルメッセージの deletionScope 属性の値を定義します。

EmailType

まれ 

電子メールアドレスのタイプを定義します。 

ErrorHandlingModel

まれ 

コンテンツ管理サービスのエラー処理モデルのタイプを定義します。 

ErrorSeverityType

まれ 

プロトコルメッセージの処理中にレジストリに発生するエラーの重要度のタイプを定義します。 

EventType

随時 

レジストリに発生するイベントのタイプを定義します。 

InvocationModel

まれ 

レジストリによるコンテンツ管理サービスの呼び出し方法を定義します。 

NodeType

随時 

ClassificationSchemeClassificationNode (Concept) オブジェクトの code 属性の値を割り当てる方法を定義します。

NotificationOptionType

まれ 

レジストリが Subscription 内のイベントを必要なクライアントに通知する方法を定義します。

ObjectType

随時 

レジストリがサポートする RegistryObject のタイプを定義します。

PhoneType

まれ 

電話番号のタイプを定義します。 

QueryLanguage

まれ 

レジストリがサポートするクエリー言語を定義します。 

ResponseStatusType

まれ 

RegistryResponse の状態のタイプを定義します。

StatusType

随時 

RegistryObject の状態のタイプを定義します。

SubjectGroup

まれ 

アクセス制御のためにユーザーが所属するグループを定義します。 

SubjectRole

まれ 

アクセス制御のためにユーザーに割り当てられるロールを定義します。 

標準的な ClassificationScheme の主な目的は、オブジェクトを分類することではなく、オブジェクト属性の列挙型を提供することです。レジストリには多数の非標準 ClassificationScheme を含めることも可能で、独自の ClassificationScheme を作成できます。

Procedure分類で検索する

  1. 「Classification ノードの選択」ボタンをクリックします。

    「Classification Node Selector」ウィンドウが表示されます。

  2. 使用する Classification Scheme のフォルダアイコンをクリックします。

    各エントリのあとに付く括弧の数は、親に含まれる Concept (ClassificationNode オブジェクト) の数を示しています。

  3. Classification Scheme の下の Concept ノードを展開し、検索条件として使用する葉ノードを見つけます。葉ノードとは、その下に Concept がないノードです。

  4. 見つかった葉ノードを選択します。

  5. 「Classification Node Selector」ウィンドウで「閉じる」をクリックします。

    「値」テキストフィールドに、選択する Concept の ID が表示されます。

  6. 「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。

WSDL クエリーの実行

検索パネルには定義済みクエリーが含まれています。これにより、さまざまな検索条件を使用して WSDL ファイルを検索できます。

ここでは、これらの検索の実行方法を説明します。これらすべての検索について、必要な数だけ検索条件を指定できます。

ProcedureWSDL 検出クエリーを実行する

  1. 「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL 検出クエリー」を選択します。

    検索フォームが表示されます。

  2. 「名前」または「説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

  3. 「状態」コンボボックスから値を選択します。

  4. 「ターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  5. 「検索」をクリックするか改行キーを押します。

ProcedureWSDL バインディングクエリーを実行する

  1. 「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL バインディングクエリー」を選択します。

    検索フォームが表示されます。

  2. 「バインディング名」または「バインディングの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します

  3. 「バインディングの状態」コンボボックスから値を選択します。

  4. 「バインディングのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  5. 「バインディングのプロトコルタイプ」コンボボックスから値を選択します。

  6. 「バインディングのトランスポートタイプ」コンボボックスから値を選択します。

  7. 「SOAP バインディングスタイル」コンボボックスから値を選択します。

  8. 任意で「ポートタイプを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択した場合、次の操作を行います。

    1. 「ポートタイプ名」または「ポートタイプの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

    2. 「ポートタイプの状態」コンボボックスから値を選択します。

    3. 「ポートタイプのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  9. 「検索」をクリックするか改行キーを押します。

ProcedureWSDL ポート検出クエリーを実行する

  1. 「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL ポート検出クエリー」を選択します。

    検索フォームが表示されます。

  2. 「ポート名」または「ポートの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

  3. 「ポートの状態」コンボボックスから値を選択します。

  4. 「ポートのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  5. 「ポートのエンドポイント」フィールドに値を入力します。

  6. 任意で「バインディングを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。

    1. 「バインディング名」または「バインディングの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

    2. 「バインディングの状態」コンボボックスから値を選択します。

    3. 「バインディングのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

    4. 「バインディングのプロトコルタイプ」コンボボックスから値を選択します。

    5. 「バインディングのトランスポートタイプ」コンボボックスから値を選択します。

    6. 「SOAP バインディングスタイル」コンボボックスから値を選択します。

    7. 任意で「ポートタイプを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。

      1. 「ポートタイプ名」または「ポートタイプの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します

      2. 「ポートタイプの状態」コンボボックスから値を選択します。

      3. 「ポートタイプのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  7. 「検索」をクリックするか改行キーを押します。

ProcedureWSDL ポートタイプ検出クエリーを実行する

  1. 「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL ポートタイプ検出クエリー」を選択します。

    検索フォームが表示されます。

  2. 「ポートタイプ名」または「ポートタイプの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します

  3. 「ポートタイプの状態」コンボボックスから値を選択します。

  4. 「ポートタイプのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  5. 「検索」をクリックするか改行キーを押します。

ProcedureWSDL サービス検出クエリーを実行する

  1. 「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL サービス検出クエリー」を選択します。

    検索フォームが表示されます。

  2. 「サービス名」または「サービスの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します

  3. 「サービスの状態」コンボボックスから値を選択します。

  4. 「サービスのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  5. 任意で「ポートを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このボックスを選択する場合、次の操作を行います。

    1. 「ポート名」または「ポートの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

    2. 「ポートの状態」コンボボックスから値を選択します。

    3. 「ポートのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

    4. 「ポートのエンドポイント」フィールドに値を入力します。

    5. 任意で「バインディングを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。

      1. 「バインディング名」または「バインディングの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。

      2. 「バインディングの状態」コンボボックスから値を選択します。

      3. 「バインディングのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

      4. 「バインディングのプロトコルタイプ」コンボボックスから値を選択します。

      5. 「バインディングのトランスポートタイプ」コンボボックスから値を選択します。

      6. 「SOAP バインディングスタイル」コンボボックスから値を選択します。

      7. 任意で「ポートタイプを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。

        1. 「ポートタイプ名」または「ポートタイプの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します

        2. 「ポートタイプの状態」コンボボックスから値を選択します。

        3. 「ポートタイプのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。

  6. 「検索」をクリックするか改行キーを押します。

次の手順

検索したサービスに関連付けられている WSDL ファイルを見つけるには、「サービスの WSDL 文書を検索する」を参照してください。

Procedureサービスの WSDL 文書を検索する

サービスを検索したあとは、通常はサービスに関連付けられた WSDL ファイルを検索し、このファイルを使用してサービスと通信するクライアントプロキシを作成します。そのためには、以下のステップに従います。

  1. サービスオブジェクトの詳細リンクをクリックします。

  2. 「関連付け」タブをクリックします。

    ソースオブジェクト列には WSDL というリンクがあります。

  3. WSDL リンクをクリックします。

    「詳細」ウィンドウが表示されます。

  4. 「リポジトリ項目の内容を表示」をクリックして WSDL ファイルを表示します。

  5. ブラウザの「名前を付けて保存」メニュー項目を使用して、ファイルをローカルシステムに保存します。

検索結果の表示

検索で見つかったオブジェクトは、「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。

「レジストリオブジェクト」領域は、次の要素で構成されます。

ExtrinsicObject オブジェクトの場合は、「コンテンツのバージョン」と「コンテンツのバージョンコメント」の 2 つの列が追加されます。これらの列は、ExtrinsicObject のリポジトリ項目に適用されます。

次の 2 つのオブジェクトでは、「バージョン」列と「バージョンコメント」列が次のように別のコンテンツに置き換わります。

Procedureブックマーク機能を使用する

ユーザーインタフェースのブックマーク機能を使用すると、別のオブジェクトの検索中に 1 つまたは複数のオブジェクトを「レジストリオブジェクト」領域に固定できます。その後、2 つのオブジェクト間の関係を作成できます。この方法の詳細については、「オブジェクト間の関係の作成」を参照してください。

  1. 「検索」をクリックしてクエリーを実行します。

  2. 「レジストリオブジェクト」領域で固定する1 つまたは複数のオブジェクトの「選択」チェックボックスを選択し、「ブックマーク」ボタンをクリックします。

    検索結果の上の「ブックマークオブジェクト」領域にオブジェクトが表示されます。

  3. 別のクエリーを実行します。

次の手順

ブックマークオブジェクトを使用し終わったら、そのオブジェクトの「選択」チェックボックスを選択して「ブックマークを削除」ボタンをクリックします。オブジェクトは「ブックマークオブジェクト」領域から削除されます。そのオブジェクトが「ブックマークオブジェクト」領域の唯一のオブジェクトであった場合、「ブックマークオブジェクト」領域は消えます。

オブジェクトの詳細の表示

検索結果の表で、オブジェクトの「詳細」リンクをクリックすると、「レジストリオブジェクト」領域のすぐ下に「詳細」領域が開きます。

このセクションには、次のように一連のボタンとタブが表示されます。

表 2–4 「詳細」領域の属性タブ

タブ名 

適用先 

Object-Type 詳細

すべてのオブジェクト (Object_Type はオブジェクト型の名前)

スロット 

すべてのオブジェクト 

Classification 

すべてのオブジェクト 

外部識別子 

すべてのオブジェクト 

Associations 

すべてのオブジェクト 

外部リンク 

すべてのオブジェクト 

監査証跡 

すべてのオブジェクト 

住所 

OrganizationUser

電話番号 

OrganizationUser

電子メールアドレス 

OrganizationUser

ユーザー 

Organization

Organization 

Organization

サービスバインディング 

Service

仕様リンク 

ServiceBinding

Concept 

ClassificationSchemeClassificationNode

Members 

RegistryPackage

Affected Objects 

AuditableEvent

タブをクリックすると、オブジェクトに属性の値が存在するかどうかがわかります。値が存在する場合は、属性値の「詳細」リンクをクリックすると、ブラウザのウィンドウが開き、属性値の詳細が表示されます。

「関連付け」タブでは、各関連付けに 3 つのリンクを持つテーブルが生成されます。

ソースオブジェクト列およびターゲットオブジェクト列では、関連付けを表示しているオブジェクトの型が太字で表示されます。

「監査証跡」タブには、「詳細」リンクを含む表は表示されません。代わりに、このタブには次の情報を示す表が表示されます。

大部分のオブジェクトでは、「詳細」領域に次のフィールドが表示されます。

多くのオブジェクトで、ほとんどのフィールドが説明を必要としません (Organization の住所など)。一部のオブジェクトには、説明を必要とするフィールドがあります。これらのフィールドについて次に説明します。

Association の詳細の表示

Association オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。

Classification Scheme の詳細の表示

ClassificationScheme オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。

付帯オブジェクトの詳細の表示

ExtrinsicObject オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。

外部リンクの詳細の表示

ExternalLink オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。

「探索」タブの使用

「探索」タブを使用すると、ファイルフォルダの階層のメタファーを使用してレジストリとリポジトリのコンテンツを検索できます。registry という名前のルートフォルダにすべてのレジストリコンテンツが含まれます。

Procedure「探索」タブを使用する

  1. 「探索」リンクをクリックします。

  2. registry という名前のフォルダをクリックします。このフォルダには、2 つのサブフォルダがあります。すべてのユーザーコンテンツが置かれているフォルダである userDataClassificationSchemes です。

  3. リンクをクリックすると、該当する型のレジストリオブジェクトが表示されます。フォルダをクリックするかノードを展開すると、次のレベルのオブジェクト型が表示されます。

ProcedureClassification Scheme を探索する

  1. ClassificationSchemes フォルダをクリックし、メニュー領域に ClassificationSchemes のツリー階層を開きます。

  2. 任意のリンクをクリックすると、その Classification Scheme が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。

  3. Classification Scheme フォルダをクリックすると、その下にある Concept が表示されます。

    Concept アイコンがフォルダである場合、下位 Concept が存在します。アイコンをクリックしてこれらを展開できます。Concept icons がファイルである場合、下位 Concept は存在しません。

    Classification scheme フォルダがファイルアイコンである場合、Classification Scheme には「探索」領域で表示可能な Concept はありません。

  4. Concept リンクをクリックすると、その Concept が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。

ProcedureuserData フォルダを探索する

  1. userData ノードを展開します。

  2. RegistryObject ノードを展開します。すべてのレジストリオブジェクトを表示する場合以外は、このリンクをクリックしないでください。

  3. フォルダをクリックすると、該当する型のレジストリオブジェクトが表示されます。ノードを展開すると、次のレベルのオブジェクト型が表示されます。