レジストリを検索するには、メニュー領域の「検索」タブと「探索」タブを使用します。
「検索」タブをクリックします。「検索」フォームが開きます。このフォームには「定義済みクエリーを選択」コンボボックスがあります。選択したクエリーと 3 つのボタンの内容説明もあります。
「検索」。クエリーを実行
「消去」。フォームとレジストリオブジェクト領域を消去
「ヘルプ」。レジストリ検索のヘルプを提供
フォームの残りのコンテンツは、選択するクエリーによって異なります。デフォルトのクエリーは、基本クエリーです。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックス
「名前」テキストフィールド
「説明」テキストフィールド
ClassificationSchemes ツリー
次に、上記の構成要素の使用方法について説明します。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスには、表 2–1 に示す項目が表示されます。
表 2–1 定義済みクエリー
クエリー名 |
検索の目的 |
---|---|
基本クエリー |
オブジェクト型、名前、説明、および分類で検索できる、デフォルトの汎用クエリー。 |
基本クエリー - 大文字と小文字を区別 |
大文字と小文字を区別する基本クエリー。 |
すべての所有オブジェクトを検索 |
クエリーを実行したユーザーが所有する (発行した) すべてのオブジェクトを検索します。ユーザーが多数のオブジェクトを所有している場合は、時間が長くかかることがあります。 |
呼び出し元のユーザーを取得 |
クエリーを実行したユーザーの User オブジェクトを検索します。 |
WSDL 検出クエリー |
Web Services Description Language (WSDL) ドキュメントを検出します |
WSDL バインディング検出クエリー |
WSDL バインディング定義として記述されている抽象サービスインタフェースのプロトコルバインディングを検出します |
WSDL ポート検出クエリー |
WSDL ポート定義として記述されているサービスインタフェースの実装を検出します |
WSDL ポートタイプ検出クエリー |
WSDL ポートタイプ定義として記述されている抽象サービスインタフェースを検出します |
WSDL サービス検出クエリー |
WSDL サービス定義として記述されている Web サービスを検出します |
デフォルトでは、基本クエリーが選択されています。基本クエリーと基本クエリー — 大文字と小文字を区別の検索フォームのコンポーネントは次のとおりです。
「オブジェクト型」コンボボックス
「名前」テキストフィールド
「説明」テキストフィールド
「状態」コンボボックス
「Classification ノードの選択」ボタン
1 つの検索で、これらのいずれかの条件またはすべての条件を指定できます。基本クエリーの実行方法について次に説明します。
自分が発行したすべてのオブジェクトを検索する場合は、「すべての所有オブジェクトを検索」クエリーを使用します。クエリー結果には、 AuditableEvent オブジェクトを除くユーザー保有のすべてのオブジェクトが表示されます。これらを編集または削除することはできません。
登録時に作成したユーザーのデータを表示して変更する場合は、「呼び出し元のユーザーを取得」クエリーを使用します。
WSDL クエリーの使用については、「WSDL クエリーの実行」を参照してください。
もっとも簡単な検索は、オブジェクト型のみを指定する検索です。
「オブジェクト型」コンボボックスでは、デフォルトでレジストリ内のすべてのオブジェクトを検索する「RegistryObject」が選択されています。検索範囲を絞り込むには、オブジェクト型を変更します。
ClassificationNode 選択には、ClassificationSchemes に含まれるConcept が表示されます。ClassificationNode は Concept の同義語です。
表 2–2 に、レジストリで使用可能なオブジェクト型を示します。
表 2–2 Service Registry のオブジェクト型
オブジェクト型 |
説明 |
---|---|
AdhocQuery |
クエリー構文に表示される Ad hoc クエリーを示します。AdhocQuery オブジェクトを使用してレジストリオブジェクトを検出します。AdhocQuery オブジェクトの目的は、リレーショナルデータベースのストアドプロシージャーと似ています。たとえば、検索パネル内の定義済みクエリーはすべて AdhocQuery オブジェクトです。 |
Association |
2 つのオブジェクト間の関係を定義します。 |
AuditableEvent |
オブジェクトへの変更レコードを提供します。AuditableEvent オブジェクトのコレクションはオブジェクトの監査証跡を構成しています。 |
Classification |
ClassificationScheme を使用してオブジェクトを分類します。 |
ClassificationNode |
内部 ClassificationScheme のほかの要素と構造関係を持つ分類要素を表します。Concept とも呼ばれます。 |
ClassificationScheme |
オブジェクトを分類する分類法を表します。内部 ClassificationScheme では、すべての分類要素はレジストリで Concept インスタンスとして定義されます。外部 ClassificationScheme では、値はレジストリで Concept インスタンスとして定義されず、String 表現によって参照されます。 |
ExternalIdentifier |
識別スキーマ内の String 値 (外部 ClassificationScheme) を使用して、オブジェクトについての追加情報を提供します。識別スキーマの例として、DUNS 番号や社会保障番号があります。 |
ExternalLink |
レジストリ外にあるコンテンツの URI を提供します。 |
ExtrinsicObject |
送信されたコンテンツの型が、本質的にレジストリにとって既知ではないために、MIME タイプなどの追加属性によって記述する必要のある場合、この型を記述するメタデータを提供します。 |
Federation |
レジストリの関連グループを表します。 |
Notification |
Subscription と一致するイベントに関する、レジストリからの通知を表します。 |
Organization |
組織についての情報を提供します。1 つの親組織、および 1 つまたは複数の子組織を持つことができます。主担当者として常に User オブジェクトがあり、Service オブジェクトを提供できます。 |
Person、User |
レジストリ内の個人および登録ユーザーについての情報を提供します。 User オブジェクトは Organization オブジェクトと関連します。 |
Registry |
レジストリを表します。 |
RegistryPackage |
任意の数のレジストリオブジェクトの論理グループ化を表します。 |
Service |
サービスに関する情報を提供します。1 つまたは複数の ServiceBinding オブジェクトを含むことができます。 |
ServiceBinding |
サービスへのアクセス方法に関する技術情報を表します。 |
SpecificationLink |
ServiceBinding 間のリンケージ、および ServiceBinding を使用してサービスを使用する方法を示す技術仕様を提供します。 |
Subscription |
任意のタイプの AuditableEvent に関する User の興味を定義します。User は Subscription を作成して、任意のタイプのイベントの通知を受信します。 |
「オブジェクト型」コンボボックスからオブジェクト型を選択します。
「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。
検索の結果、指定した型のオブジェクトがすべて返されます。名前、説明、状態、または分類を指定して、検索範囲を絞り込むことができます。
オブジェクトは名前、説明、またはその両方で検索できます。
「名前」フィールドまたは「説明」フィールドに文字列を入力します。
デフォルトでは、入力した文字列全体に一致する名前または説明が検索されます。ワイルドカードを使用すると、一定範囲のオブジェクトを検索できます。
ワイルドカード文字は、パーセント (%) と下線 (_) です。
パーセントワイルドカードは、次のように複数の文字に一致します。
%off% と入力すると、文字列 off を含む名前または説明 (Coffee など) が返されます。
nor% と入力すると、Nor または nor で始まる名前または説明 (North や northern など) が返されます。
%ica と入力すると、ica で終わる名前または説明 (America など) が返されます。
下線ワイルドカードは、1 つの文字に一致します。たとえば、検索文字列を _us_ とすると、Aus1 や Bus3 などの名前を持つオブジェクトに一致します。
「検索」ボタンをクリックするか、改行キーを押します。
レジストリのオブジェクトには、以下のいずれかの状態を設定できます。
承認
非推奨
送付
撤回
レジストリのオブジェクトのデフォルト状態は「送付」です。オブジェクトはレジストリ管理者またはオブジェクト所有者によって承認または非推奨にすることができます。ExtrinsicObject のリポジトリ項目が削除されている場合、状態は「撤回」になります。
「状態」コンボボックスから「状態」を選択します。
「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。
検索の結果、指定した状態のオブジェクトがすべて返されます。オブジェクト型、名前、説明、または分類を指定して、検索範囲を絞り込むことができます。
Classification オブジェクトは、Classification Scheme 内部の有効な値を定義する固有の Concept (ClassificationNodes) を使用してレジストリ内のオブジェクトを分類します。Classification Scheme は、子 Concept の世代を含むツリー構造の親です。表 2–3 に、レジストリ仕様によって提供される Classification Scheme を示します。これらは canonical classification schemes と呼ばれます。この表に示した用語の多くは、レジストリの仕様で定義されています。
表 2–3 標準的な Classification Scheme
Classification Scheme 名 |
使用頻度 |
説明または目的 |
---|---|---|
AssociationType |
頻繁 |
レジストリオブジェクト間の関連のタイプを定義します。Association インスタンスの associationType 属性の値として使用され、関連の性質を記述します。 |
ContentManagementService |
まれ |
コンテンツ管理サービスのタイプを定義します。検証サービスやカタログサービスなどのコンテンツ管理サービスの設定で使用されます。 |
DataType |
頻繁 |
オブジェクト属性のデータ型を定義します。Slot インスタンスの slotType 属性の値として使用され、Slot 値のデータ型を記述します。 |
DeletionScopeType |
随時 |
RemoveObjectsRequest プロトコルメッセージの deletionScope 属性の値を定義します。 |
EmailType |
まれ |
電子メールアドレスのタイプを定義します。 |
ErrorHandlingModel |
まれ |
コンテンツ管理サービスのエラー処理モデルのタイプを定義します。 |
ErrorSeverityType |
まれ |
プロトコルメッセージの処理中にレジストリに発生するエラーの重要度のタイプを定義します。 |
EventType |
随時 |
レジストリに発生するイベントのタイプを定義します。 |
InvocationModel |
まれ |
レジストリによるコンテンツ管理サービスの呼び出し方法を定義します。 |
NodeType |
随時 |
ClassificationScheme が ClassificationNode (Concept) オブジェクトの code 属性の値を割り当てる方法を定義します。 |
NotificationOptionType |
まれ |
レジストリが Subscription 内のイベントを必要なクライアントに通知する方法を定義します。 |
ObjectType |
随時 |
レジストリがサポートする RegistryObject のタイプを定義します。 |
PhoneType |
まれ |
電話番号のタイプを定義します。 |
QueryLanguage |
まれ |
レジストリがサポートするクエリー言語を定義します。 |
ResponseStatusType |
まれ |
RegistryResponse の状態のタイプを定義します。 |
StatusType |
随時 |
RegistryObject の状態のタイプを定義します。 |
SubjectGroup |
まれ |
アクセス制御のためにユーザーが所属するグループを定義します。 |
SubjectRole |
まれ |
アクセス制御のためにユーザーに割り当てられるロールを定義します。 |
標準的な ClassificationScheme の主な目的は、オブジェクトを分類することではなく、オブジェクト属性の列挙型を提供することです。レジストリには多数の非標準 ClassificationScheme を含めることも可能で、独自の ClassificationScheme を作成できます。
「Classification ノードの選択」ボタンをクリックします。
「Classification Node Selector」ウィンドウが表示されます。
使用する Classification Scheme のフォルダアイコンをクリックします。
各エントリのあとに付く括弧の数は、親に含まれる Concept (ClassificationNode オブジェクト) の数を示しています。
Classification Scheme の下の Concept ノードを展開し、検索条件として使用する葉ノードを見つけます。葉ノードとは、その下に Concept がないノードです。
見つかった葉ノードを選択します。
「Classification Node Selector」ウィンドウで「閉じる」をクリックします。
「値」テキストフィールドに、選択する Concept の ID が表示されます。
「検索」ボタンをクリックするか、「名前」または「説明」テキストフィールドにカーソルを置いて改行キーを押します。
検索パネルには定義済みクエリーが含まれています。これにより、さまざまな検索条件を使用して WSDL ファイルを検索できます。
WSDL 検出クエリー
WSDL バインディング検出クエリー
WSDL ポート検出クエリー
WSDL ポートタイプ検出クエリー
WSDL サービス検出クエリー
ここでは、これらの検索の実行方法を説明します。これらすべての検索について、必要な数だけ検索条件を指定できます。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL 検出クエリー」を選択します。
検索フォームが表示されます。
「名前」または「説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。
「状態」コンボボックスから値を選択します。
「ターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
「検索」をクリックするか改行キーを押します。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL バインディングクエリー」を選択します。
検索フォームが表示されます。
「バインディング名」または「バインディングの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します
「バインディングの状態」コンボボックスから値を選択します。
「バインディングのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
「バインディングのプロトコルタイプ」コンボボックスから値を選択します。
「バインディングのトランスポートタイプ」コンボボックスから値を選択します。
「SOAP バインディングスタイル」コンボボックスから値を選択します。
任意で「ポートタイプを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択した場合、次の操作を行います。
「検索」をクリックするか改行キーを押します。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL ポート検出クエリー」を選択します。
検索フォームが表示されます。
「ポート名」または「ポートの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。
「ポートの状態」コンボボックスから値を選択します。
「ポートのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
「ポートのエンドポイント」フィールドに値を入力します。
任意で「バインディングを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。
「検索」をクリックするか改行キーを押します。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL ポートタイプ検出クエリー」を選択します。
検索フォームが表示されます。
「ポートタイプ名」または「ポートタイプの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します
「ポートタイプの状態」コンボボックスから値を選択します。
「ポートタイプのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
「検索」をクリックするか改行キーを押します。
「定義済みクエリーを選択」コンボボックスから「WSDL サービス検出クエリー」を選択します。
検索フォームが表示されます。
「サービス名」または「サービスの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します
「サービスの状態」コンボボックスから値を選択します。
「サービスのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
任意で「ポートを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このボックスを選択する場合、次の操作を行います。
「ポート名」または「ポートの説明」フィールドあるいはその両方に値を入力します。
「ポートの状態」コンボボックスから値を選択します。
「ポートのターゲット名前空間」フィールドに値を入力します。
「ポートのエンドポイント」フィールドに値を入力します。
任意で「バインディングを考慮に入れる」チェックボックスも選択できます。このチェックボックスを選択する場合、次の操作を行います。
「検索」をクリックするか改行キーを押します。
検索したサービスに関連付けられている WSDL ファイルを見つけるには、「サービスの WSDL 文書を検索する」を参照してください。
サービスを検索したあとは、通常はサービスに関連付けられた WSDL ファイルを検索し、このファイルを使用してサービスと通信するクライアントプロキシを作成します。そのためには、以下のステップに従います。
サービスオブジェクトの詳細リンクをクリックします。
「関連付け」タブをクリックします。
ソースオブジェクト列には WSDL というリンクがあります。
WSDL リンクをクリックします。
「詳細」ウィンドウが表示されます。
「リポジトリ項目の内容を表示」をクリックして WSDL ファイルを表示します。
ブラウザの「名前を付けて保存」メニュー項目を使用して、ファイルをローカルシステムに保存します。
検索で見つかったオブジェクトは、「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
「レジストリオブジェクト」領域は、次の要素で構成されます。
オブジェクトに対する操作を実行するための「適用」、「承認」、「非推奨」、「非推奨解除」、「ブックマーク」、「関連付け」、「削除」、または「状態の設定または変更」の各ボタン。「ブックマーク」以外のこれらの操作を実行するには、オブジェクトの作成者またはレジストリ管理者である必要があります。
見つかったオブジェクトの表示。これは検索結果の表から成ります。大部分のオブジェクトでは、表の中に次の列が表示されます。
「選択」チェックボックス。2 つのオブジェクトを選択すると、「関連付け」ボタンが有効になります。詳細については、「オブジェクト間の関係の作成」を参照してください。1 つまたは複数のオブジェクトを選択し、別のボタンをクリックしてその操作を実行します。その操作の実行権限を持っていない場合、エラーメッセージが表示されます。
「詳細」リンク。このリンクをクリックすると、「レジストリオブジェクト」領域のすぐ下に「詳細」領域が開きます (「オブジェクトの詳細の表示」を参照)。
「オブジェクト型」フィールド。
「名前」フィールド。
「説明」フィールド。
「バージョン」フィールド。
「バージョンコメント」フィールド。
「状態」フィールド。
ExtrinsicObject オブジェクトの場合は、「コンテンツのバージョン」と「コンテンツのバージョンコメント」の 2 つの列が追加されます。これらの列は、ExtrinsicObject のリポジトリ項目に適用されます。
次の 2 つのオブジェクトでは、「バージョン」列と「バージョンコメント」列が次のように別のコンテンツに置き換わります。
ExternalLink オブジェクト: 外部 URI
ServiceBinding オブジェクト: エンドポイント
ユーザーインタフェースのブックマーク機能を使用すると、別のオブジェクトの検索中に 1 つまたは複数のオブジェクトを「レジストリオブジェクト」領域に固定できます。その後、2 つのオブジェクト間の関係を作成できます。この方法の詳細については、「オブジェクト間の関係の作成」を参照してください。
「検索」をクリックしてクエリーを実行します。
「レジストリオブジェクト」領域で固定する1 つまたは複数のオブジェクトの「選択」チェックボックスを選択し、「ブックマーク」ボタンをクリックします。
検索結果の上の「ブックマークオブジェクト」領域にオブジェクトが表示されます。
別のクエリーを実行します。
ブックマークオブジェクトを使用し終わったら、そのオブジェクトの「選択」チェックボックスを選択して「ブックマークを削除」ボタンをクリックします。オブジェクトは「ブックマークオブジェクト」領域から削除されます。そのオブジェクトが「ブックマークオブジェクト」領域の唯一のオブジェクトであった場合、「ブックマークオブジェクト」領域は消えます。
検索結果の表で、オブジェクトの「詳細」リンクをクリックすると、「レジストリオブジェクト」領域のすぐ下に「詳細」領域が開きます。
このセクションには、次のように一連のボタンとタブが表示されます。
表示されるボタンは、「適用」、「保存」、「取消し」、「承認」、「非推奨」、「非推奨解除」、「削除」、および「状態の設定または変更」です。これらのボタンは、オブジェクトに対して実行できる操作を表しています。
タブは、オブジェクトの属性を表しています。タブは、オブジェクト型によって異なります。表 2–4 は、タブの種類と各タブが適用されるオブジェクトを示しています。
タブ名 |
適用先 |
---|---|
Object-Type 詳細 |
すべてのオブジェクト (Object_Type はオブジェクト型の名前) |
スロット |
すべてのオブジェクト |
Classification |
すべてのオブジェクト |
外部識別子 |
すべてのオブジェクト |
Associations |
すべてのオブジェクト |
外部リンク |
すべてのオブジェクト |
監査証跡 |
すべてのオブジェクト |
住所 |
Organization、User |
電話番号 |
Organization、User |
電子メールアドレス |
Organization、User |
ユーザー |
Organization |
Organization |
Organization |
サービスバインディング |
Service |
仕様リンク |
ServiceBinding |
Concept |
ClassificationScheme、ClassificationNode |
Members |
RegistryPackage |
Affected Objects |
AuditableEvent |
タブをクリックすると、オブジェクトに属性の値が存在するかどうかがわかります。値が存在する場合は、属性値の「詳細」リンクをクリックすると、ブラウザのウィンドウが開き、属性値の詳細が表示されます。
「関連付け」タブでは、各関連付けに 3 つのリンクを持つテーブルが生成されます。
詳細
ソースオブジェクト (オブジェクト型が表示される)
ターゲットオブジェクト (オブジェクト型が表示される)
ソースオブジェクト列およびターゲットオブジェクト列では、関連付けを表示しているオブジェクトの型が太字で表示されます。
「監査証跡」タブには、「詳細」リンクを含む表は表示されません。代わりに、このタブには次の情報を示す表が表示されます。
イベントタイプ
イベントの日時
イベントを発生させたユーザーの名前
大部分のオブジェクトでは、「詳細」領域に次のフィールドが表示されます。
「一意の識別子」。すべてのオブジェクトで、「一意の識別子」はアクティブなリンクです。このリンクをクリックすると、ブラウザのウィンドウにそのオブジェクトの XML が表示されます。レジストリオブジェクトはすべて XML 形式で保存されています。
「論理一意識別子」。「論理一意識別子」は、通常、「一意の識別子」と同じです。バージョン管理を有効にした場合、「論理一意識別子」はオブジェクトのすべてのバージョンで同じですが、新しいバージョンの「一意の識別子」にはバージョン番号を示すサフィックスが付きます。
「名前」。
説明
「状態」(通常は、オブジェクトがレジストリに発行されたことを示す「送付されました」)。
「バージョン」。
「バージョンコメント」。
多くのオブジェクトで、ほとんどのフィールドが説明を必要としません (Organization の住所など)。一部のオブジェクトには、説明を必要とするフィールドがあります。これらのフィールドについて次に説明します。
Association オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「ソースオブジェクト」と「ターゲットオブジェクト」。関連のソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの両方について、パネルに名前とオブジェクト型が表示されます。「ソースの所有者により確認済み」チェックボックスは、関連がソースオブジェクトの所有者によって確認または承認されたかどうかを示します。「ターゲットの所有者により確認済み」チェックボックスは、関連がターゲットオブジェクトの所有者によって確認または承認されたかどうかを示します。区域内の関連の場合、これらのチェックボックスは常に選択されています。
「Association タイプ」。コンボボックスに選択された Association のタイプが表示されます。
「区域外」。このチェックボックスは、2 つの関連するオブジェクトのうち少なくとも 1 つが Association を作成した User 以外の User によって所有される場合に選択されます。それ以外の場合、Association は区域内として定義されます。
ClassificationScheme オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「外部 Classification Scheme」チェックボックス。このチェックボックスは、Classification Scheme がレジストリの外部で定義され、Concept を持たない場合に選択されます。内部 Classification Scheme の場合は、Concept の階層がレジストリの内部で定義されています。
「値タイプ」コンボボックス。次の選択項目があります。
「一意」。この値は、分類基準の各ノードに一意のコードが割り当てられることを示します。これは、Service Registry で Classification Scheme を作成した場合のデフォルト値です。
「組み込まれたパス」。この値は、分類基準の各ノードに割り当てられた一意のコードにノードのパスもエンコードされることを示します。
「一意でない」。ノードが一意でなく、ノードの識別に ClassificationScheme から該当するノードまでの完全なパスを使用する必要がある場合があります。たとえば、地理的な分類では、Moscow が Russia の下と USA の下の両方に存在する可能性があります。これは、米国の 5 つの州に Moscow という名前の都市があるためです。
ExtrinsicObject オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「コンテンツのバージョン」と「コンテンツのバージョンコメント」の 2 つの列が追加されます。「詳細」領域には、付帯オブジェクトに関連付けられたリポジトリ項目のバージョンと省略可能なコメントが表示されます。
「MIMEType」。このフィールドには、付帯オブジェクトの MIME タイプが表示されます。
「不透明 ?」チェックボックス。このチェックボックスは、暗号化されているなどの理由により、レジストリがリポジトリ項目の内容を読み取ることができない場合に選択されます。
「オブジェクト型」。このフィールドには、ObjectType/ExtrinsicObject ツリー内の下位 Concept が表示されます。
「コンテンツを表示」。「リポジトリ項目の内容を表示」リンクをクリックすると、ブ ラウザのウィンドウにそのリポジトリ項目が表示されます。
ExternalLink オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「オブジェクト型」。 このフィールドには、ExternalLink オブジェクト型または ObjectType/ExtrinsicObject ツリー内の下位 Concept が表示されます。
「オブジェクト型の Concept を選択」ボタン。 このボタンをクリックして、外部 URI のコンテンツを表す ObjectType/ExtrinsicObject ツリー内の下位 Concept を選択します。
「外部 URI」フィールドのしたの「コンテンツを表示」リンク。このリンクをクリックすると、ブラウザのウィンドウに URI のコンテンツが表示されます。
「探索」タブを使用すると、ファイルフォルダの階層のメタファーを使用してレジストリとリポジトリのコンテンツを検索できます。registry という名前のルートフォルダにすべてのレジストリコンテンツが含まれます。
「探索」リンクをクリックします。
registry という名前のフォルダをクリックします。このフォルダには、2 つのサブフォルダがあります。すべてのユーザーコンテンツが置かれているフォルダである userData と ClassificationSchemes です。
リンクをクリックすると、該当する型のレジストリオブジェクトが表示されます。フォルダをクリックするかノードを展開すると、次のレベルのオブジェクト型が表示されます。
ClassificationSchemes フォルダをクリックし、メニュー領域に ClassificationSchemes のツリー階層を開きます。
任意のリンクをクリックすると、その Classification Scheme が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
Classification Scheme フォルダをクリックすると、その下にある Concept が表示されます。
Concept アイコンがフォルダである場合、下位 Concept が存在します。アイコンをクリックしてこれらを展開できます。Concept icons がファイルである場合、下位 Concept は存在しません。
Classification scheme フォルダがファイルアイコンである場合、Classification Scheme には「探索」領域で表示可能な Concept はありません。
Concept リンクをクリックすると、その Concept が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。