この章では、Web コンソールの使用時に発生する可能性がある問題の解決方法について説明します。
障害追跡に関するその他の問題の詳細については、『Service Registry 3.1 リリースノート (UNIX 版)』の「既知の問題点とバグ」を参照してください。
Web コンソールを使用しようとして、エラー 404 または「接続が拒否されました」というメッセージが表示された場合は、レジストリが実行されていないか、または不正な URL を指定した可能性があります。
指定した URL が http://hostname:6480/soar/ となっているかどうかを確認します。場合によっては、次のようにホスト名に加えてドメインも指定する必要があります。 hostname.domain
レジストリが実行されていることを確認するには、レジストリの Application Server ドメインに対してコマンド行または Web インタフェースを使用します。詳細については、『Service Registry 3.1 管理ガイド』の「Service Registry 用 Application Server ドメインの管理」を参照してください。
Web コンソールで優先ロケールが使用されない場合は、Web ブラウザの環境設定で、優先ロケールがロケールのリストの先頭に表示されているかどうかを確認します。詳細については、「デフォルト言語の変更」を参照してください。
ロケールを変更して「ロケールをリセット」をクリックしたあと、検索パネルのラベルが現在のロケールで表示されない場合は、「セッションを終了」をクリックし、「レジストリへ戻る」をクリックします。ロケールの変更については、「デフォルト言語の変更」を参照してください。
次のような状況でエラーが表示されることがあります。
ExternalLink オブジェクトのExternalURI を指定したとき
ServiceBinding オブジェクトの AccessURI を指定したとき
このエラーメッセージは、次のようなものです。
URL: uri は解決できません。 絶対パス形式 [scheme:][//authority][path][?query][#fragment] を使用してください。 |
このエラーは、『Service Registry 3.1 管理ガイド』の「レジストリドメイン用の Java 仮想マシン (JVM) の設定」で説明されている管理タスクがまだ実行されていないことを意味しています。これらのオブジェクトを作成するには、サイトの Service Registry 管理者がこの作業を実行し、レジストリを再起動する必要があります。
Web コンソールのエラーメッセージの原因と思われる問題を解決するには、レジストリの Application Server ドメインのサーバーログを調べます。詳細については、『Service Registry 3.1 管理ガイド』の「Service Registry 用 Application Server ドメインの管理」を参照してください。
新しいオブジェクトをレジストリに保存しようとしたときにエラーメッセージが表示された場合は、次のいずれかを実行します。
レジストリによって生成された証明書を使用している場合は、その証明書がブラウザにインポートされているかどうかを確認します。
サードパーティー証明書を使用している場合は、管理者が証明書発行局のルート証明書をレジストリの Application Server ドメインの truststore に配置したかどうかを確認します。詳細については、『Service Registry 3.1 管理ガイド』の「レジストリ用ドメイン内の信頼できる証明書にルート証明書を追加する」を参照してください。
Web コンソールが応答しない場合は、次の手順を実行します。
表示されたエラーメッセージを書き留めます。
ブラウザのセッションCookie を消去します。Cookie を消去するには、レジストリが実行されているサイトで JSESSIONID という名前の Cookie を探し、それを削除します。不明な場合は、すべての Cookie を削除します。
「Web コンソールの起動」で説明した手順に従って、Web コンソールを再起動します。
レジストリサポートに連絡し、エラーメッセージとエラーが発生したときの操作を伝えます。
Web ブラウザにクライアント証明書が複数ロードされている場合、Service Registry へのログイン時に間違った証明書を選択すると、ログインに失敗します。この問題を修正するには、Web ブラウザの指示に従ってセキュリティーセッションを消去します。
サポートされている Firefox バージョンについて、以下のステップを実行します。
「ツール」->「オプション」->「詳細設定」->「証明書」の順に選択します。
「証明書」ダイアログの「クライアント証明書選択」で、「毎回自分で選択する」を選択します。
「証明書」ダイアログで「セキュリティーデバイス」もクリックします。
「デバイスマネージャー」ダイアログで「Software Security Device」を選択して「ログアウト」をクリックします。
「デバイスマネージャー」ダイアログで「了解」をクリックします。
「オプション」ダイアログで「了解」をクリックします。
Mozilla および旧バージョンの Firefox で、以下のステップを実行します。
「編集」->「設定」->「プライバシー」->「セキュリティー」->「証明書」の順に選択します。
「証明書」ダイアログの「クライアント証明書選択」で、「毎回自分で選択する」を選択します。
「セキュリティーデバイス」をクリックします。
「デバイスマネージャー」ダイアログで「Software Security Device」を選択して「ログアウト」をクリックします。
「デバイスマネージャー」ダイアログで「了解」をクリックします。
「設定」ダイアログで「了解」をクリックします。
Internet Explorer で問題が発生した場合は、Internet Explorer のマニュアルを参照してください。
WSDL ファイル発行時に、以下のエラーメッセージが表示されることがあります。
The following required content is missing from the submission: <filename>. Add this file to your zip file, and resubmit the request.
このエラーは、WSDL ファイルが依存するファイルをレジストリが見つけられないことを示しています。WSDL ファイルが依存するすべてのファイル (WSDL ファイル、XSD ファイルなど) を含む zip ファイルを送信する必要があります。詳細については、「ExtrinsicObject オブジェクトを作成および発行する」を参照してください。