Service Registry 3.1 ユーザーズガイド (2006Q4)

ProcedureExtrinsicObject オブジェクトを作成および発行する

ExtrinsicObject は、コンテンツの型が本質的にレジストリにとって既知ではないために、MIME タイプなどの追加属性によって記述する必要のある場合、この型を記述するメタデータを提供します。

ExtrinsicObject を使用してさまざまな種類のファイルを発行します。多くの場合、これらは WSDL ファイルなどの Web サービスの成果物です。

ebXML Registry Profile for Web Services は、Web サービスの成果物の発行、管理、統制、検出、再使用 に関する ebXML レジストリプロファイルを定義する OASIS 標準です。デフォルトでは、Service Registry にこのプロファイルが実装されています。すなわち、WSDL ファイルをExtrinsicObject オブジェクトとしてレジストリに発行する場合、レジストリは文書に対して何らかの標準メタデータを作成し、これによって、文書で定義された Web サービスを作成します。この機能は WSDL カタログと呼ばれます。

相互にまたはほかのファイル (XSD ファイルなど) と依存関係を持つ1 つまたは複数の WSDL ファイルを発行するには、すべてのファイルを含む zip ファイルを作成します。

管理者は WSDL カタログ機能を無効化できます。詳細については 『Service Registry 3.1 管理ガイド』「WSDL Cataloger の無効化」を参照してください。

  1. 「新しいレジストリオブジェクトを作成して発行する」のステップ 1–6 を実行します。ステップ 2 で ExtrinsicObject またはサブタイプの 1 つを選択します。

    たとえば、1 つまたは複数の WSDL ファイルを発行する場合は、WSDL を選択します。

  2. (省略可能) 「MimeType」フィールドに MIME タイプを入力します。http://www.iana.org/assignments/media-types に表示されているタイプを入力する必要があります。

    スタンドアロン WSDL ファイル (XML を含むテキストファイル) をアップロードする場合、MIME タイプを text/xml に設定します。

    複数の WSDL (およびオプションで XSD) ファイルを含む zip ファイルをアップロードする場合、MIME タイプを application/zip に設定します。

  3. (省略可能) オブジェクトのコンテンツをレジストリで読み取ることができない場合、「不透過」チェックボックスを選択します (暗号化されている場合など)。

  4. ExtrinsicObject よりも特殊なオブジェクト型を選択する必要がある場合は、「オブジェクト型の Concept を選択」ボタン をクリックします。

    「Extrinsic Object Classification Node Selector」ウィンドウで ExtrinsicObject 型の適切な Concept が表示されるまでノードを展開します。「了解」をクリックすると、「オブジェクト型」ウィンドウに選択した型が表示されます。

  5. 「リポジトリ項目ファイルを選択」ボタンをクリックして、ExtrinsicObject のリポジトリ項目を検索します。

    1. 「ファイルのアップロード」ウィンドウで、テキストフィールドにファイルパスを入力するか「ブラウズ」をクリックします。

    2. 「ブラウズ」をクリックした場合、ファイル選択ウィンドウを使用してファイルに移動して、「開く」をクリックします。

    3. 「ファイルのアップロード」ウィンドウで「ファイルのアップロード」をクリックします。

    4. 「了解」をクリックします。

    「詳細」パネルに以下の追加項目が表示されます。

    • 「コンテンツのバージョン」フィールド (グレー表示)

    • 「コンテンツのバージョンコメント」フィールド (入力可能)

    • 「リポジトリ項目を削除」ボタン

    • 「リポジトリ項目の内容を表示」リンク

  6. 「新しいレジストリオブジェクトを作成して発行する」のステップ 8–10 を実行します。

次の手順

WSDL ファイルを参照する ExtrinsicObject オブジェクトを作成後、WSDL 検出クエリーを使用して検索できます。また、基本クエリーを使用して WSDL タイプの ExtrinsicObject オブジェクト、Service オブジェクト、ServiceBinding オブジェクトを検索すると、レジストリで WSDL ファイルの要素によって指定されたすべてのオブジェクトが作成されていることを確認できます。