Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

サイレントモードでのインストーラの実行

状態ファイルを生成したホストと同じオペレーティングシステムがインストールされているホストで、インストーラを実行するようにしてください。この操作を実行できない場合は、「プラットフォームに適した状態ファイル ID の作成」を参照してください。

インストール中に問題が生じる場合は、第 9 章「トラブルシューティング」を参照してください。

Procedureサイレントモードでインストーラを実行するには

インストールしようとしている製品コンポーネントの数とタイプによっては、時間がかかる場合があります。

  1. 状態ファイルがホスト用に正しく編集されていることを確認します。


    注意 – 注意 –

    サイレントインストール用に作成した状態ファイルの一部のパラメータには、管理者パスワードなどの機密データが指定されます。配備しても安全なように、ファイルが保護されていることを確認してください。


  2. root としてログインしていない場合は、スーパーユーザーになります。

  3. インストーラユーティリティーが格納されているディレクトリに移動します。


    cd installer-directory
    
  4. 次の構文を使用してインストーラを実行します。


    ./installer -noconsole -state statefile
    
    —noconsole

    ユーザーインタフェースを抑制し、インストーラをサイレントモードで起動します。

    —state

    指定された状態ファイルをサイレントインストールの入力として使用します。

    statefile

    状態ファイルへの絶対または相対パス名を指定します。

  5. インストールが完了したら、次のホストに進み、手順 1 〜 4 を繰り返します。

Procedureサイレントインストールの進行状況を監視するには

  1. サイレントインストールを監視するには、次のログファイルディレクトリに移動します。

    Solaris OS の場合: cd /var/sadm/install/logs

    Linux および HP-UX の場合: cd /var/opt/sun/install/logs

  2. 現在のインストールのログファイルを探します。

    最初に共有コンポーネントがインストールされ、次に製品コンポーネントがインストールされます。 timestamp 変数は、ログの作成時刻を表します。変数の形式はMMddhhmm です。

    MM

    月を示す

    dd

    日付を示す

    hh

    時間を示す

    mm

    分を示す

  3. tail コマンドを使用して、ログに書き込まれるメッセージを監視します。


    tail -f logfile-name
    

    tail プログラムを終了するには、Ctrl+C キーを押します。