アンインストール時に製品コンポーネントファイルやパッケージが削除されずに残されることがあります。このような場合、Java ES を再インストールする前に、ファイルやパッケージの手動での削除が必要となる場合があります。削除したと思っているにもかかわらず、インストーラは製品コンポーネントがホスト上にあるとレポートします。
次の状況が発生した可能性があります。
アンインストールが失敗し、アンインストールされなかったパッケージの名前がエラーメッセージで示されたが、問題が解決されなかった。
アンインストールが失敗したがエラーが検出されなかったため、パッケージがアンインストールされていないのにアンインストールされたと思っている。
次のコマンドを使用して、一部だけがインストールされたパッケージがないかどうか調べます。
Solaris OS の場合: pkginfo -p
Linux の場合: rpm -qa |grep —I ^sun | xargs rpm -V
HP-UX の場合: swlist -l product sun-*
コマンドの出力で、一部だけがインストールされたパッケージのリストが表示されます。『Sun Java Enterprise System 5 インストールリファレンス (UNIX 版)』の第 5 章「インストール可能なパッケージの一覧」を参照し、返されたパッケージ名に基づいてそれらのパッケージが属している製品コンポーネントを調べます。
コンポーネントまたはパッケージを削除します。
Solaris 9 または Solaris 10 では、prodreg というツールを使用します。
prodreg ツールを使用すると、ホスト上のパッケージベースのコンポーネントを管理できます。各製品コンポーネントとそのパッケージについて、相互依存関係を含む完全な情報を参照できます。prodreg ツールを使用して、安全に製品コンポーネントをアンインストールし、パッケージを削除することができます。prodreg ツールで製品コンポーネントを削除すると、再インストールできるようになります。
Linux では、rpm -e コマンドを使用します。
製品のレジストリファイルを編集するには、/var/opt/sun/install/productregistry ファイルを開きます。この XML ファイルには、各製品コンポーネントの説明があります。各製品コンポーネントの説明は、<compid\> タグで始まり、</compid\> タグで終わります。製品コンポーネントのエントリ全体を削除します。
HP-UX では、swremove コマンドを使用します。
製品のレジストリファイルを編集するには、/var/adm/swproductregistry ファイルを開きます。この XML ファイルには、各製品コンポーネントの説明があります。各製品コンポーネントの説明は、<compid\> タグで始まり、</compid\> タグで終わります。製品コンポーネントのエントリ全体を削除します。
次のディレクトリに Java ES 製品コンポーネントやパッケージがないことを確認します。
/opt
/etc/opt
/var/opt
インストーラをもう一度実行します。