インストールが完了すると、アンインストーラ uninstall ユーティリティーが次の場所に配置されます。
Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5
Linux および HP-UX の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5
Java ES uninstall コマンドの書式は次のとおりです。
uninstall [option]... |
次の表に、uninstall コマンドのオプションを説明します。
表 B–2 Java ES アンインストールのコマンド行オプション
オプション |
説明 |
---|---|
-help |
アンインストーラに使用できるコマンド行オプションを定義します。 |
-id |
状態ファイル ID を画面上に出力します。 |
-no |
ソフトウェアを削除しない設定でアンインストーラを実行します。 |
-noconsole |
アンインストーラをサイレントモードで起動し、グラフィカルインタフェースを抑制します。サイレントモードでアンインストーラを起動するには、このオプションと -state を組み合わせて指定します。 |
-nodisplay |
アンインストーラをテキストベースモードで起動します (グラフィカルインタフェースを起動しない)。 |
-saveState [statefile ] |
statefile によって指定される場所に状態ファイルを生成するようにアンインストーラに指示します。状態ファイルは、サイレントアンインストールの実行に使用されます。 指定されたファイルが存在しない場合、このファイルは自動的に作成されます。 statefile の値を省略すると、アンインストーラはデフォルトの statefile.out ファイルに書き込みます。 以後のアンインストールセッションで連続して同じ状態ファイルを指定することができます。初回のセッションが終了すると、ファイル名に n が追加されます。この n はゼロ (0) から始まる整数で、セッションが開始されるたびに増えます。 |
-state statefile |
指定された状態ファイルをサイレントアンインストールの入力として使用します。サイレントアンインストールを開始するには、このオプションと -noconsole を組み合わせて指定します。 |
-version |
製品名、日付、ビルド、パッチレベルなどのビルド情報を出力します。主に内部で使うツールですが、バグを送信するときに役立つことがあります。 |
アンインストーラディレクトリからアンインストーラをグラフィカルモードで実行する。
./uninstall |
アンインストーラをテキストベースモードで実行する。
./uninstall -nodisplay |
ソフトウェアを削除せずに、アンインストーラをグラフィカルモードで実行する。
./uninstall -no |
ソフトウェアを削除せずに、状態ファイルをグラフィカルモードで作成する。
./uninstall -no -saveState myUninstallStatefile |
ソフトウェアをテキストベースモードでアンインストールしながら、アンインストール状態ファイルを作成する。
./uninstall -nodisplay -saveState myUninstallStatefile |
アンインストーラをサイレントモードで実行する。
./uninstall -noconsole -state myUninstallStatefile |