Java ES の製品コンポーネントの多くは、インストール時にある程度の設定を行う必要があります。インストール時に実行する必要のある設定の範囲は、選択した製品コンポーネントおよびインストールタイプによって異なります。
次のコンポーネントは Java ES インストーラでは設定できないので、インストール後に設定する必要があります。Directory Proxy Server、Java DB、Monitoring Console、Service Registry、および Sun Cluster コンポーネント。
インストーラで、次の設定タイプを使用できます。
あとで設定:インストール時は、インストールに必要な最小限の値だけを入力し、インストール後に詳細な設定を行います。
今すぐ設定:インストール中、インストール時の設定が可能な製品コンポーネントの設定情報を指定します。指定する情報は、いくつかの共通パラメータだけの場合もあれば (共通サーバー設定)、コンポーネントに固有の詳細なパラメータを含む場合もあります (製品コンポーネント設定)。
インストール時の設定やインストール後の設定を行うときは、設定情報の値を記録しておくことが重要になります。多くの製品コンポーネントが正しく機能するかどうかは、ほかのコンポーネントの設定パラメータの値によって決まります。「今すぐ設定」インストールの終わりに表示される「インストールの要約」を見れば、指定した設定パラメータを確認できます。
共通サーバー設定は、複数の製品に影響するパラメータです。たとえば、ほとんどの製品コンポーネントでは、管理 ID およびパスワードを指定する必要があります。これらの共通の値を設定することで、インストールする製品コンポーネントの管理 ID とパスワードのデフォルト値を設定します。
製品コンポーネント設定は、特定の製品コンポーネントに適用するパラメータを設定します。これらの設定は、インストール時に「今すぐ設定」タイプを選択した場合にのみ要求されます。これらの設定の一部は、共通サーバー設定から取り込まれます。