ここでは、Java ES 製品コンポーネントのインストール後設定の完了後に、それらのコンポーネントが正しく動作していることを確認するための指針を示します。
Java ES を起動するには、特定の順序で製品コンポーネントを 1 つずつ起動します。ガイドライン:
最初に起動するのは、Directory Server と Web コンテナ (Web Server またはアプリケーションサーバー) によって提供される基本的なサービスです。Java ES は、インストール中に Java ES Application Server と Web Server の実行可能インスタンスを作成します。
サードパーティー製の Web コンテナを使う場合、すでにインストールおよび実行されている必要があります。手順についてはサードパーティーのマニュアルを参照してください。
HP-UX では、サードパーティーの Web コンテナはサポートされません。Linux で「今すぐ設定」設定オプションを使用する場合、BEA WebLogic コンテナのみがサポートされます。
Portal Server と Access Manager は Web コンテナ内で実行されるため、Web コンテナを起動すると Portal Server と Access Manager も起動されます。
Java ES を起動するときにサービスがすでに実行中の場合は、そのサービスを停止してから、Java ES コンポーネントを実行したあとに再起動してください。
Directory Service Control Center、Monitoring Console、および Sun Cluster ソフトウェアに関連する場合は特に、Sun Java Web Console 共有コンポーネントを停止して再起動することをお勧めします。
Solaris OS の場合: /usr/bin/smcwebserver stop
Solaris OS の場合: /usr/bin/smcwebserver start
Linux および HP-UX の場合: /opt/sun/webconsole//bin/smcwebserver stop
Linux および HP-UX の場合: /opt/sun/webconsole//bin/smcwebserver start
Java ES 製品コンポーネントセット全体を起動するための一般的なシーケンスは、次の表に示すとおりです。左側の列は起動手順の実行順序、中央の列は作業の内容、右側の列は作業の実行手順が解説されている場所をそれぞれ示しています。
表 7–1 Java ES の推奨起動シーケンス
順序 |
作業 |
説明の場所 |
---|---|---|
1 |
Directory Server を起動します。 | |
2 |
使用する Web コンテナを起動します。Access Manager と Portal Server がインストールされている場合は、それらが自動的に起動されます。 |
|
- Application Server を起動します (これにより Message Queue が起動)。 | ||
- Web Server を起動します。 | ||
- IBM WebSphere Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
|
– BEA WebLogic Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
|
3 |
Portal Server Secure Remote Access を起動します。 | |
4 |
Web Proxy Server を起動します。 | |
5 |
Service Registry を起動します | |
6 |
Monitoring Console を起動します。 |
『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Monitoring Console の起動」 |
Java ES 製品コンポーネントセット全体を停止するときは、このシーケンスと逆の順序で行います。