Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

Web コンテナを起動した状態での Portal Server デスクトップへのアクセス

Portal Server の起動と停止のメカニズムは、実行先の Web コンテナ (Sun Java Systems またはサードパーティー製) の起動と停止のメカニズムの一部です。Portal Server は、Directory Server、Access Manager、および Access Manager SDK にも依存します。インストールと設定のあとで Sun の Web コンテナ、Access Manager、および Portal Server を起動する方法については、次の各節を参照してください。

Portal Server 管理者は Access Manager コンソールを使用して、Portal Server デスクトップへのエンドユーザーアクセスを管理します。Access Manager コンソールを開く方法については、「Access Manager の起動と停止」を参照してください。

インストール後設定の完了後にエンドユーザー Portal Server Desktop にアクセスする手順は、以下のとおりです。

ProcedureSun Web コンテナから Portal Server デスクトップへのアクセス

Portal Server の Web プロトコルとして、HTTP または HTTPS を使用できます。デフォルトでは、ホストは hostname.domain です。

  1. ブラウザウィンドウで、次の URL 形式を使用してサンプルデスクトップを表示します (デフォルトの Portal Access URL およびデフォルトの配備 URI は /portal)。

    http://hostname.domain:port/portal

    URL を入力すると開始画面が開き、Portal Server の簡単な説明と、インストール時に選択したサンプルポータルへのリンクが表示されます。リンクの 1 つをクリックすると、そのサンプルポータルの匿名ポータルデスクトップにアクセスします。サンプルデスクトップが問題なく表示される場合は、Portal Server のインストールは正常に行われています。

  2. ブラウザに次のように入力します。

    http:// hostname.domain:port/psconsole

  3. 指定されているポート (デフォルトは 443) 上でゲートウェイが動作していることを確認します。

    netstat –an | grep port-number

    ゲートウェイが動作していない場合は、次のコマンドを使用してゲートウェイを起動します。

    PortalServer-base /bin/psadmin start-sra-instance –u amadmin -f amadmin-password-file – –instance-type gateway – –instance-name GatewayInstancename

  4. ログファイルを表示して、問題が記録されていないことを確認します。

  5. ブラウザにゲートウェイ URL を入力し、セキュリティー保護されたモードで Portal Server を実行します。

    https://gateway-hostname,domainname:port

    インストール時にデフォルトポート 443 番を選択した場合は、そのポート番号を指定する必要はありません。

  6. モバイル装置の場合は、次の URL 形式を使用します。

    http://hostname.domain:port/portal/dt

    注 –

    Portal Server URL と配備 URI は一致している必要があります。たとえば、Portal Server URL が http:// hostname.domain:port/portal の場合は、配備 URI は /portal にします。

    • ポータル ID: デフォルト値は portal1 です。

    • 検索 ID: デフォルト値は search1 です。

    • 配備 URI: デフォルト値は /portal です。


ProcedureBEA WebLogic から Portal Server デスクトップへのアクセス

  1. Solaris OS では、新しいブラウザウィンドウに次の URL を指定して、サンプルデスクトップを表示します。

    http://beaweblogic-host : port/portal

    サンプルデスクトップを表示することで、Portal Server が正常に BEA WebLogic に配備されていることを確認できます。

ProcedureIBM WebSphere から Portal Server デスクトップへのアクセス

  1. Solaris OS では、新しいブラウザウィンドウに次の URL を指定して、サンプルデスクトップを表示します。

    http://ibmwebsphere-hostname : port/portal

    サンプルデスクトップを表示することで、Portal Server が正常に IBM WebSphere に配備されていることを確認できます。