Java ES には、Java ES インストーラを使用してローカルホストにインストールしたコンポーネント製品を消去するためのアンインストールユーティリティー (uninstall) が用意されています。Java ES アンインストーラは、アンインストーラが稼働しているホストで製品の依存関係をチェックし、他の製品への依存が検出された場合は警告メッセージを出力します。一部の製品コンポーネントについては、アンインストール後に特定のファイルが残り、手動での削除が必要となる場合があります。アンインストールに関する各製品コンポーネントに固有の事項については、「Java ES 製品コンポーネントのアンインストール動作の確認」を参照してください。
アンインストーラは、グラフィカル、テキストベース、またはサイレントの各モードで実行できます。Java ES インストールの完了後、アンインストーラは次の場所に格納されています。
Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5
Linux および HP-UX の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5
アンインストール後に、uninstall ユーティリティーはホストから削除されます。アンインストーラの使用手順については、第 8 章「アンインストール」を参照してください。
共有コンポーネントは、Java ES アンインストーラを使用して削除できません。共有コンポーネントは、新しいバージョンの Java ES をインストールするときに Java ES インストーラによってアップグレードされます。一部の共有コンポーネントは、『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』に記載されている手順を使用して手動でアップグレードできます。Java ES レポータをアンインストールする手順は、「Java ES レポータのアンインストール」に記載されています。
インストール済みの Sun Cluster ソフトウェアのバージョンを Java ES アンインストーラを使用して削除することはできません。Sun Cluster ソフトウェアのアンインストールについては、「Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール」および 「Sun Cluster ソフトウェアと Sun Cluster Geographic Edition のアンインストール動作」を参照してください。