Sun Java Enterprise System 5 リリースノート (UNIX 版)

アップグレードに関する問題点

Access Manager、Application Server、および Message Queue のローカリゼーションパッケージがインストーラによってアップグレードされない (6446805)

Access Manager、Application Server、または Message Queue のアップグレード時に、「選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストール」オプションをユーザーが選択した場合でも、インストーラはローカリゼーションパッケージをアップグレードしません。

解決方法: アップグレードの前に、『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』で説明されている手順を使用して既存のローカリゼーションパッケージを削除します。

ほかのコンポーネントが Java ES 5 にアップグレードされたあとに Application Server で JSP コンパイルエラーが発生する (6388329)

リリース 3 またはリリース 4 の Application Server (バージョン 8.1) を実行しているシステム上で、いずれかの Java Enterprise System コンポーネントを Java ES 5 にアップグレードしたあとに JSP ページをコンパイルすると、Application Server がエラーを報告します。

解決方法: Application Server を Java ES 5 にアップグレードするか、次のパッチを Application Server 8.1 に適用します。

Linux で、ほかのコンポーネントが Java ES 5 にアップグレードされたあとに、Application Server に配備されたアプリケーションが Java.security.AccessControlException をスローする ( 6517722)

Application Server を実行している Linux システム上で Java ES コンポーネントを Java ES 5 にアップグレードしたあとに、一部の配備済みアプリケーションを起動しようとすると Java.security.AccessControlException がスローされます。この問題は、Java ES 5 で ant の場所が変更されたことが原因で発生します。

解決方法: Application Server を Java ES 5 にアップグレードするか、次の手順に従います。

  1. Application Server の config/asenv.conf ファイルで、AS_ANT_LIB の値を "/opt/sun/lib" から "/opt/sun/share/lib" に変更します。

  2. Application Server を再起動します。

Web Server に配備された Portal Server 7.0 のアップグレード順序が通常と異なる (6507069)

Web Server に配備された Portal Server IFR (Interim Feature Release) 7.0 2005Q4 をアップグレードするとき、標準と異なる順序でコンポーネントをアップグレードする必要があります。詳細は、『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』を参照してください。

インスタントメッセージング と組み合わせて有効にする場合に Monitoring Framework 1.0 をアップグレードする必要がある (6515859)

Java ES 2005Q1 または 2005Q4 で インスタントメッセージング の監視機能を有効にした場合、Java ES 5 にアップグレードしたあとで、プロパティーファイルを手動でアップグレードする必要があります。

解決方法: 特定のホスト上で インスタントメッセージング インスタンスをアップグレードしたあとで、新しい mfwk.properties ファイルを編集し、古い agent.properties ファイルから保持する設定パラメータを含めます。