Java ES インストーラでは、Sun Java System Monitoring Console とともにインストールするコンポーネントを任意に、またはすべて選択できます。ただし Monitoring Console には、監視対象のコンポーネントと同じホスト上に、または同じ Solaris ゾーン内にインストールされたときには動作しないという制限があります。Monitoring Console をほかのコンポーネントとともに選択した場合、インストールは失敗しませんが、Monitoring Console を設定して実行することはできません。
解決方法: ほかの Java ES コンポーネントがインストールされていない専用のホストに Monitoring Console をインストールします。インストーラの実行中、ほかのコンポーネントをインストールするとき、Monitoring Console をインストール対象として選択しないでください。詳細は、『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Java ES インストーラを使用して Monitoring Console をインストールするには」の手順を参照してください。
別の方法として、Solaris 10 オペレーティングシステムを使用してローカルゾーン内に専用の論理ホストを作成することにより、ほかの Java ES コンポーネントと同じ物理マシン上に Monitoring Console をインストールできます。詳細は、『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Solaris ゾーンに Monitoring Console をインストールするには」の手順を参照してください。
以前に Monitoring Console をインストールして設定したホストに Java ES コンポーネントをインストールする場合は、『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Monitoring Console を構成解除するには」の手順に従ってください。
Monitoring Console がデフォルトの場所にインストールされていないと、Web コンソールが Monitoring Console を見つけられないため、起動できません。
解決方法: Monitoring Console のインストール時にデフォルト以外の場所を指定しないでください。
Sun Java System Monitoring Console のインストール後、Java ES インストーラは Monitoring Console を自動的に設定および起動しません。
解決方法: インストール後に Monitoring Console を設定および起動するためのコマンドを手動で実行する必要があります。『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Monitoring Console のインストール」の手順を参照し、続いて『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Monitoring Console の起動」の手順を参照してください。