Sun JavaTM System Application Server Enterprise Edition 8.2 製品は、J2EE アプリケーションと Web サービスの構築と管理の作業を大幅に簡略化します。ソフトウェア障害やハードウェア障害が発生した場合にも稼働し続けるスケーラブルなサービスを実現するために、優れたパフォーマンス、クラスタリング、および高可用性機能を提供します。
このリリースノートには、Sun Java System Application Server 8.2 のリリース時点で入手できる重要な情報が含まれています。拡張機能、既知の問題、およびその他の最新の情報が記載されています。Application Server Enterprise Edition 8.2 をご使用になる前に、このリリースノートをお読みください。
このリリースノートの最新バージョンについては、Sun Java System のマニュアル Web サイトを参照してください。ソフトウェアのインストールおよびセットアップを行う前に、この Web サイトを確認してください。また、それ以降も定期的にこのサイトをチェックして、最新のリリースノートや製品マニュアルを参照してください。
このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。
このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを経由して利用可能な、コンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
ここでは、Sun Java SystemEnterprise Edition Application Server 8.2 製品の初版リリース以降に各リリースノートで加えられた変更点を示します。
表 1–1 リリースノート改訂履歴
改訂日付 |
説明 |
---|---|
2006 年 10 月 |
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 製品のベータリリースの初版リリースノート。 |
2007 年 2 月 |
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 製品の FCS リリースのリリースノート。 |
2007 年 7 月 |
インストールに関する既知の問題に欠陥 6396045 を追加。 |
2007 年 8 月 |
Java ES 5 でサポートされる Solaris および Linux プラットフォームを反映するように、Web Server のプラットフォーム要件を変更。 |
2008 年 5 月 |
サポートされる Web Server を 6.0、6.1、7.0 に変更。 「システムの仮想化のサポート」の節を追加。 |
Application Server のマニュアルセットは、配備の計画とシステムのインストールについて説明しています。スタンドアロンの Application Server のマニュアルの URL (Uniform Resource Locator) は http://docs.sun.com/app/docs/coll/1310.4 です。Sun Java Enterprise System (Java ES) Application Server のマニュアルの URL は http://docs.sun.com/app/docs/coll/1310.3 です。Application Server の概要については、次の表の順番で各マニュアルを参照してください。
表 1–2 Application Server のマニュアルセットの内容
マニュアル名 |
説明 |
---|---|
『リリースノート』 |
ソフトウェアとマニュアルに関する最新情報。リリースノートには、サポートされているハードウェア、オペレーティングシステム、Java Development Kit ( JDKTM)、およびデータベースドライバの包括的な概要が表形式で記載されています。 |
『クイックスタートガイド』 |
Application Server 製品の使用を開始するための手順。 |
『インストールガイド』 |
ソフトウェアとそのコンポーネントのインストール。 |
『配備計画ガイド』 |
最適な方法で確実に Application Server を導入するための、システムニーズや企業ニーズの分析。サーバーを配備する際に注意すべき一般的な問題や懸案事項についても説明しています。 |
『開発者ガイド』 |
J2EE コンポーネントおよび API 用のオープン Java 標準モデルに従い、Application Server 上で実行することを目的とする Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EETM プラットフォーム) アプリケーションの作成と実装。開発ツール、セキュリティー、デバッグ、配備、ライフサイクルモジュールの作成などについての情報も提供します。 |
『J2EE 1.4 Tutorial』 |
J2EE アプリケーションの開発のための J2EE 1.4 プラットフォーム技術および API の使用。 |
『管理ガイド』 |
管理コンソールからの、Application Server サブシステムおよびコンポーネントの設定、管理、および配備。 |
『高可用性 (HA) 管理ガイド』 |
高可用性データベースのための、インストール後の設定と管理に関する解説。 |
『Administration Reference』 |
Application Server 設定ファイル domain.xml の編集。 |
『アップグレードと移行』 |
新しい Application Server プログラミングモデルへのアプリケーションの移行 (特に Application Server 6.x または 7 からの移行)。このマニュアルでは、製品仕様の非互換性をもたらす可能性のある、隣接した製品リリース間の相違点や設定オプションについても説明しています。 |
『パフォーマンスチューニングガイド』 |
パフォーマンスを向上させるための Application Server の調整。 |
『トラブルシューティングガイド』 |
Application Server の問題の解決。 |
『Error Message Reference』 |
Application Server のエラーメッセージの解決。 |
『リファレンスマニュアル』 |
Application Server で使用できるユーティリティーコマンド。マニュアルページのスタイルで記述されています。asadmin コマンド行インタフェースも含みます。 |
Application Server は、単体で購入することが可能です。あるいは、ネットワークまたはインターネット環境にわたって分散しているエンタープライズアプリケーションをサポートするソフトウェアインフラストラクチャーである Java ES のコンポーネントとして購入することもできます。Application Server を Java ES のコンポーネントとして購入した場合は、http://docs.sun.com/coll/1286.2 にあるシステムマニュアルをよく読むことをお勧めします。Java ES およびそのコンポーネントに関するすべてのマニュアルの URL は http://docs.sun.com/prod/entsys.5 です。
その他の Sun Java System サーバーについては、次のマニュアルを参照してください。
Message Queue のマニュアル
Directory Server のマニュアル
Web Server のマニュアル
さらに、次のリソースが役立つことがあります。
このメディアの出版以降にリリースされたアクセシビリティー機能を入手するには、米国リハビリテーション法 508 条に関する製品評価資料を Sun に請求し、その内容を確認して、どのバージョンが、アクセシビリティーに対応したソリューションを配備するためにもっとも適しているかを特定してください。アプリケーションの更新されたバージョンは http://sun.com/software/javaenterprisesystem/get.html から入手できます。
アクセシビリティー機能に対する Sun のコミットメントについては、http://sun.com/access を参照してください。
Sun の Web サイトには、次に示す関連情報が示されています。
サポート (http://www.sun.com/support/)
トレーニング (http://www.sun.com/training/)
Sun Java System Application Server に問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で Sun のカスタマサポートにお問い合わせください。
フィードバック送信フォーム — Application Server 製品についてのフィードバックを送信するためのフォームです。
J2EE-INTEREST リスト — J2EE に関する質疑を扱うメーリングリストです。
Java Developer Connection のバグデータベース — バグを閲覧または報告するには、この URL にある Java Developer Connection Bug Parade をご利用ください。
Java Technology Forums — Java のテクノロジとプログラミング技法に関する知識と疑問を共有するための対話型掲示板です。Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 製品について議論するには、ここの J2EE SDK フォーラムをご利用ください。
Sun Software Support Services — Knowledge Base、オンラインサポートセンター、および Product Tracker、さらには保守プログラムやサポートに関する問い合わせ番号へのリンクが記載されています。
保守契約を結んでいるお客様の場合は、専用ダイヤルをご利用ください。
最善の問題解決のため、サポートに連絡する際には次の情報をご用意ください。
問題が発生した箇所や動作への影響など、問題の具体的な説明
マシン機種、OS バージョン、および製品のバージョン (問題に関係するパッチおよびその他のソフトウェアを含む)
問題を再現するための具体的な手順の説明
エラーログやコアダンプ
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