アップグレードツールが「ソースインストールディレクトリ」フィールドの既存の無効なディレクトリ入力の検出に失敗するので、ディレクトリ設定は正しいという印象を与えます。
想定では、「ソースインストールディレクトリ」に不正なパスを入力すると「無効なディレクトリ」というメッセージがポップアップ表示されるべきです。「ソースインストールディレクトリ」に /opt/SUNWappserverEE81UR2/ と入力すると、無効なディレクトリというメッセージが正しくポップアップ表示されます。しかし、/opt/SUNWappserverEE81UR2/domains と入力すると、パスが無効でも、アップグレードツールは警告を表示せずにアップグレードプロセスを続けます。この問題は、入力する値によって動作が異なるという点を除けば、ID 6440710 に似ています。
Application Server 7 または 8.x から Application Server 8.2 にアップグレードするときは、マニュアルで推奨されている値でソースディレクトリをまずシードする必要があります。上書きアップグレードの場合はドメインルート、並列アップグレードの場合はドメインディレクトリです。