Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 技術の概要

管理ツールとタスク

ここでは、Message Queue サービスを設定するために使用するツール、および開発環境または本稼働環境をサポートするために実行する必要があるタスクについて説明します。

管理ツール

図 3–5 に、クライアントコネクションを除外し、ブローカコンポーネントとそれらを管理するために使用されるツールに焦点を当てるメッセージサービスの概要を示します。

図 3–5 管理ツール

図は管理者が特定の Message Queue サービスコンポーネントを制御するために使用する特定のツールを示す。図は文字で説明される。

次のコマンド行ツールを使用して、Message Queue サービスを設定および管理することができます。

GUI ベースの管理コンソールは、imqcmd ユーティリティーと imqobjmgr ユーティリティーの一部の機能を組み合わせたものです。この管理コンソールを使用して次のことができます。

開発環境のサポート

クライアントコンポーネントの開発では、管理作業を最小限に抑えるのが最適です。Message Queue 製品は、この目的のために設計され、すぐに使用できる状態で出荷されています。ブローカを起動するだけで十分です。次の手法を使用して、開発に集中することができます。

本稼働環境のサポート

本稼働環境では、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、スケーラビリティー、可用性、およびセキュリティーに関する企業の要件を達成するためにメッセージサービス管理が重要な役割を果たします。この環境では、管理者が実行するタスクが数多くあります。これらのタスクはセットアップ操作とメンテナンス操作に大きく分類できます。

セットアップ操作

一般的に、次のセットアップ操作を行う必要があります。

メンテナンス操作

ブローカリソースを監視および制御し、アプリケーションのパフォーマンスを調整するには、アプリケーションを配備したあとで次のタスクを実行する必要があります。