Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 技術の概要

Java および C クライアントサポート

Java クライアントのサポートには、JMS プロバイダのみを必要とします。ただし、図 1–6 に示すように、Message Queue クライアントでは、メッセージの送受信に、Java を使用することも、プロバイダ固有の C API を使用することもできます。これらのインタフェースは、Java または C ランタイムライブラリに実装されています。このランタイムライブラリが、ブローカへのコネクションを作成し、要求されたコネクションサービスに合わせて適切にパッケージするという実際の処理を行います。

Message Queue サービスには C API が用意されているため、旧バージョンの C アプリケーションと C++ アプリケーションを、JMS ベースのメッセージングに加えることができます。これら 2 つの API によって提供される機能には多数の相違点があります。これらについては、「Java クライアントと C クライアント」で説明しています。

JMS 仕様は Java クライアントに限定した標準であることに注意してください。C サポートは、Message Queue プロバイダ固有の機能です。ほかのプロバイダに移植しようとしているクライアントアプリケーションでは使用しないでください。