Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 技術の概要

メッセージ本体

メッセージ本体には、クライアントが交換しようとするデータが含まれます。

表 2–4 に示すように、JMS メッセージのタイプによって、本体に含まれる内容と、コンシューマによる処理方法が決まります。セッションオブジェクトには、メッセージ本体の各タイプに応じた作成メソッドが含まれます。

表 2–4 メッセージ本体のタイプ

タイプ 

説明 

StreamMessage

本体に Java プリミティブ値のストリームを含むメッセージです。順番に入力され、読み取られます。 

MapMessage

本体に名前値のペアを含むメッセージです。エントリの順番は定義されていません。 

TextMessage

本体に、XML メッセージなどの Java 文字列を含むメッセージです。 

ObjectMessage

本体にシリアライズされた Java オブジェクトを含むメッセージです。 

BytesMessage

本体に未解釈バイトのストリームを含むメッセージです。 

Message

ヘッダーとプロパティーは含むが、本体は含まないメッセージです。 

Java クライアントは、送信するメッセージの本体をクライアントランタイムで圧縮するように、プロパティーを設定することができます。コンシューマ側の Message Queue ランタイムは、メッセージを圧縮解除してから配信します。