Service Registry 3.1 管理ガイド

ユーザー登録を実行できるユーザーの指定

デフォルトでは、Service Registry URL にアクセスできるユーザーであれば誰でもユーザー登録ウィザードを使ってユーザー登録を実行できます。登録されたユーザーは誰でもコンテンツをレジストリに発行できます。

ファイル omar.properties 内でプロパティー omar.security.selfRegistration.acl を定義すれば、指定されたユーザーのみがユーザー登録を実行できるようにこの機能を制限できます。

このタスクの完了後は、ウィザードを使って登録を行えるユーザーだけが、プロパティーの定義によって指定された名と姓を持つようになります。それ以外のユーザーが登録を行おうとして、ユーザー登録ウィザードの手順 3 で「ユーザー認証の詳細」フォームに情報を入力してから「次へ」ボタンをクリックすると、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージの内容は「ユーザー登録に失敗しました。」です。このメッセージの次には UserNotFoundException を報告する行が表示されます。

omar.security.selfRegistration.acl プロパティーが omar.properties に存在しない場合、あるいは空の文字列として定義されている場合は、登録されている任意のユーザーはコンテンツをレジストリに発行できます。

Procedureユーザー登録を制限する

  1. ディレクトリ RegistryDomain-base/domains/registry/applications/j2ee-modules/soar/WEB-INF/classes に移動します。

  2. ファイル omar.properties をテキストエディタで開きます。

  3. 次のプロパティーの定義を追加します。

    omar.security.selfRegistration.acl

    このプロパティー定義はファイル内のどこにでも追加できます。プロパティー定義の論理的な位置は、接頭辞 omar.security を持つその他のプロパティーが定義されている領域内です。

    次に示す例のように、ユーザー登録の実行を承認されているユーザーの名と姓をコンマで区切ったリストとして、プロパティー値を定義します。

    omar.security.selfRegistration.acl=Vijay Patel, Jane Doe,
  4. omar.properties ファイルを保存して閉じます。

  5. 「レジストリ用 Application Server ドメインを停止および再起動する」の手順に従います。