この作業を行うと、Application Server registry ドメイン内の信頼できる証明書リストが拡張されます。
この作業は、ユーザーがサードパーティーの証明書を使用し、そのサードパーティーのルート認証局 (CA) の証明書が Application Server の truststore 内にまだ存在しない場合にのみ実行します。レジストリで発行された証明書のみを使用する場合は、この作業を実行しないでください。
必要となる CA の証明書がすでに使用可能であるかどうかを確認するには、次のように build-install.xml file の list.cacerts ターゲットを使用できます。
Ant-base/ant -f build-install.xml -Dinstall.properties=props-file list.cacerts
ここで、props-file は、「インストール後の設定のあとでカスタムプロパティーを使って Service Registry を root として設定する」または 「インストール後の設定のあとでカスタムプロパティーを使って Service Registry を root 以外のユーザーとして設定する」で編集した install.properties ファイルのコピーのパス名です。
サポートするルート証明書をダウンロードします。
ルート証明書を提供するサイトを次に示します。
必要に応じて、unzip コマンドを使ってダウンロードしたアーカイブから .cer ファイルを取り出します。
ファイルによっては、サフィックスが .der になっています。
.cer ファイルを、install.properties ファイルのコピーで registry.install.CACertDir プロパティーに指定されたディレクトリへコピーします。
通常、この値は、root として設定した場合は ServiceRegistry-base/install/cacerts で、root 以外のユーザーとして設定した場合は $HOME/srvc-registry/cacerts です。
ディレクトリ ServiceRegistry-base/install に移動します。
次のコマンドを実行します (すべてを 1 行で入力)。
Ant-base/ant -f build-install.xml -Dinstall.properties= props-file install.cacerts
このコマンドは、registry.install.CACertDir プロパティーで指定されたディレクトリ内で見つかったすべての証明書を、Application Server ドメインの truststore 内にインストールします。
ここでも、list.cacerts ターゲットを使えば、証明書が正しくインストールされたか確認できます。