Service Registry 3.1 管理ガイド

レジストリドメイン用の Java 仮想マシン (JVM) の設定

Service Registry が正しく動作するには、次の条件が必要です。

任意のレジストリオブジェクト内に格納できる ExternalLink オブジェクトは、そのレジストリオブジェクトに関連付けられた外部 URL を指定します。任意の Service オブジェクト内に格納できる ServiceBinding も、外部 URL を指すことが可能です。ユーザーが ExternalLink および ServiceBinding オブジェクトを作成するためには、Service Registry が URL の妥当性検査を行える必要があり、それには外部の Web サイトへのアクセスが必要です。レジストリがファイアウォールの背後に配備されている場合には、こうしたアクセスを可能にするプロキシを設定する必要があります。

プロキシ設定を行うには、Service Registry が配備されている Application Server ドメインの Java 仮想マシン (JVM) オプションとして、Web プロキシのホストとポートを指定する必要があります。

また、レジストリでメモリー不足となる可能性もあります。この問題の発生を防ぐには、レジストリ用の Application Server ドメインで使用可能なメモリーを増やすように JVM オプションを設定します。

レジストリ用の JVM オプションを設定するには、次の手順に従います。

Procedureレジストリドメイン用の JVM オプションを設定する

  1. 「Application Server 管理コンソールを使用する」の説明に従って Application Server 管理コンソールにログインします。

  2. 「設定」ノードを開きます。

  3. サーバーノード server-config (Admin Config) を開きます。

  4. 「JVM 設定」をクリックします。

  5. 「JVM オプション」タブをクリックします。

  6. 「JVM オプションを追加」をクリックします。

  7. テキストフィールドに次のように入力します (すべてを 1 行で入力)。


    -Dhttp.proxyHost=hostname.domainname -Dhttp.proxyPort=8080 -Dhttp.nonProxyHosts=localhost
    

    ポートの値は通常 8080 ですが、実際の値がこれとは異なっている場合には、その正しい値を指定します。

  8. 「JVM オプションを追加」を再度クリックします。

  9. テキストフィールドに次のように入力します (すべてを 1 行で入力)。


    -XX:MaxPermSize=128m
    
  10. 「保存」をクリックします。

  11. 「レジストリ用 Application Server ドメインを停止および再起動する」の手順に従います。