組み込みモード (デフォルト) からネットワークサーバーモードに切り替えるには、registry.install.clientDatabase プロパティーの設定を false から true に変更し、データベース認証を要求します。
このプロパティーを編集してから、データベースリソースを再作成し、Application Server を停止および再起動します。
Service Registry インストールディレクトリに移動します。
cd ServiceRegistry-base/install
テキストエディタで install.properties ファイルのコピーを開きます。
プロパティー registry.install.clientDatabase の設定を false から true に変更します。
registry.install.RequireDatabaseAuthentication プロパティーの設定を false から true に変更します。
必要に応じて、registry.install.DatabaseUserID プロパティーの設定を編集します。
ネットワークサーバーモードでは、この値を APP にしてください。
registry.install.DatabasePassword プロパティーの設定を編集します。
どのような長さでも有効です。デフォルト値は app123 です。
ファイルを保存して閉じます。
データベース接続プールとそれに関連付けられたリソースを再作成します。そのためには、次のコマンドを実行します (すべてを 1 行で入力)。
Ant-base/ant -f build-install.xml Dinstall.properties= props-file appserver.jdbcResource.update
ここで、props-file は、「インストール後の設定のあとでカスタムプロパティーを使って Service Registry を root として設定する」または 「インストール後の設定のあとでカスタムプロパティーを使って Service Registry を root 以外のユーザーとして設定する」で編集した install.properties ファイルのコピーのパス名です。
レジストリ用 Application Server ドメインを停止および再起動します。そのためには、次のコマンドを実行します (すべてを 1 行で入力)。
Ant-base/ant -f build-install.xml Dinstall.properties= props-file appserver.domain.bounce
Java DB データベースを起動します。そのためには、次のコマンドを実行します。
asadmin start-database --dbhome database-directory
デフォルトでは、このコマンドによってデータベースとそのログファイルはカレントディレクトリに格納されます。--dbhome オプションを使用して、データベースの場所を指定します (通常、これは RegistryDomain-base /3.0/data/registry/soar)。
データベースがネットワークサーバーモードで実行中の場合は、データベースのオンラインバックアップを実行できます。
あとで組み込みモードに戻す場合は同じ手順に従いますが、次の点が異なります。
registry.install.clientDatabase プロパティーの設定を true から false に変更します。
データベース認証の要求を停止する場合は、registry.install.RequireDatabaseAuthentication プロパティーの設定を true から false に変更します。
データベース認証を要求し続ける場合は、必要に応じてユーザー ID とパスワードを変更します。registry.install.DatabaseUserID の値は APP または空にしてください。registry.install.DatabasePassword の値はどのような長さにしてかまいません。
手順 10 を実行しないでください。データベースを個別に起動する必要はありません。