Sun Java System Access Manager 7.1 管理ガイド

レルムに基づく認証ログイン URL

認証のレルムは、ユーザーインタフェースのログイン URL に realm パラメータまたは domain パラメータを定義して指定できます。認証の要求のレルムは、次の優先順位で判断されます。

  1. domain パラメータ。

  2. realm パラメータ。

  3. 管理サービスの「DNS エイリアス名」属性の値。

    正しいレルムを呼び出したあと、ユーザーが認証を受ける認証モジュールは、コア認証サービスの「レルム認証設定」属性から取得されます。レルムに基づく認証を指定し、開始するログイン URL を次に示します。


    http://server_name.domain_name:port/amserver/UI/Login
    http://server_name.domain_name:port/amserver/UI/Login?domain=domain_name
    http://server_name.domain_name:port/amserver/UI/Login?realm=realm_name

    定義されたパラメータがない場合、レルムはログイン URL に指定されたサーバーホストとドメインから判断されます。


注 –

特定のレルムのメンバーであるユーザーが、そのレルムへの認証を行ってから別のレルムへの認証を試みる場合、渡されるパラメータは、realm および module の 2 つのみです。たとえば、User1realmA のメンバーで、そのレルムへの認証を行ったあとに、realmB に切り替えるか、またはそのレルムへの認証を行う場合、ユーザーは、realmB 用に定義されたモジュールインスタンスを使用して realmB への新しい認証を開始するか、または既存の realmA との認証済みのセッションに戻るように要求する警告ページを受け取ります。ユーザーが realmB への認証を選択した場合、レルム名とモジュール名 (指定した場合) のみが渡され、新しい認証プロセスの決定に使用されます。